「あくまでもお客様視点でのこだわり」   

何か新しい取り組みをするためには、取り組むことへの「こだわり」がないとできない。

しかし、こだわり過ぎると、またできなくなる。

その問題を解決するには、消費者視点に立って物事を考えてみることだ。

自分のこだわりは大事なことだが、お客様はどのように考えているのか。

お客様にとって食物は、「安全でおいしく、そして安い」ことが大事なことである。

自分のこだわりが強くなりすぎて、味が悪く、しかも高くなったら何にもならない。

どうすればお客様は喜んでくれるのだろう。

今回、米めん事業に取り組むことになり、最初からお客様の必要とする要望を皆受け入れようと考えた。

その結果、乾燥めん、冷凍茹めん、冷凍調理めんができた。

そして最後に残ったのが、茹でてから食べるまでに時間がかかる、総菜用めんの造り方であった。これも、お客様は何を求めているか、によって解決できた。

本格生産が近づけば近づくほど、緊張が増してくる。

10年先、20年先のことを考えて、今回の方向性を決めようとしているが、結果の良し悪しはやってみなければわからない。

すでに成功することがわかっている仕事をしても、楽しみはないのではないか。

失敗するかもしれなから、失敗しないために全力を尽くす。それが、経営者の責任であり、経営の楽しさではないか。

by a-wakui | 2009-10-02 18:01

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