「農業の6次産業化」   

加工用米や新規需要米を栽培し、実需者に一定価格で販売することができたとしても、そのままでは単なる玄米販売ができるのみで、農業・農村の発展にはつながらない。

加工用米や新規需要米の実需者には、農家自身がなるべきだ。

農家ができなければ、地域のJAがなるべきである。

新規需要米を栽培、製粉し、米粉で加工食品を造り、販売する。いわゆる農業の6次産業化であるが、6次産業化できることによって初めて、農業・農村は発展する。

それは簡単なことではなく、とても苦しい道のりかもしれないが、そのこと無くして、農業・農村の発展は無いと考えている。

日本の農業者は、60%の方が65歳を超えており、もう10年したら、70%の方が75歳を超える。多くの方が農業を辞めていくカウントダウンがすでに始まっている。

生産のための農業は、共同化と合理化を進め、加工と販売に若者の力を活かさなければ日本の農業は崩壊する。

by a-wakui | 2009-11-29 18:00

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