「県議会の対応」   

先日、秋田県議会で、協会に対する質問が出た。

内容としては、「協会が利用している米粉の中に、生産調整に参加しない農家の米を利用しているか、否か」、「県は調査しているのか、否か」だった。

県の答えは、「協会に立ち入り調査をした結果、新規需要米用の米粉だけで、生産調整をしていない農家の米は利用していなかった」と、答弁していた。

秋田県議会は、一体何を考えているのだろうか。

民間企業である協会の事業内容について、いかにも、「不正を行っているのではないか」というニュアンスで、県議会という公の場において議論することは、民間企業の正当な企業活動にとってどれだけ大きな障害になることか理解できているのだろうか。

協会は150人の社員を抱え、今春も新卒入社の方が5人もいる。また、昨年は国の新しい農業政策に対応するため、秋田県より米めんの製造設備の貸与を受け、米めんの製造と営業活動に会社挙げて取り組んでいる。

また今年は、今まで減反に参加できなかった大潟村の農家が、新規需要米を栽培して国の新しい農業政策に参加できるように取り組み、協会の生産者会員のほぼ全員から参加の回答を得ている。

そのため、今秋には7万俵を超える新規需要米を米めんとして製造販売していく計画を立てている。そのため新たな製粉工場の建設や製めん設備の導入も検討している。

昨年春より全国展開の営業活動を行っているので、ようやく、大手商談先が決まってきた。

毎日、毎日、20人の社員が米めんの営業と商品開発に取り組んでいる。

その苦労の中、ようやく米めんの営業効果が出てきた中で、秋田県議会における協会に対する議論は、協会の営業の大きな障害になっているのはとても残念だ。

協会や私に対して疑問があったり批難をする方は、一度、協会を見学に来て欲しい。そうすれば、今までの協会に対する批難が間違いだったことに気がつくのではないか。

by a-wakui | 2010-02-25 18:15

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