「これからの天気が・・・」   

昨日は、結婚式の帰りで、遅く着きとても疲れた。

田圃の見回りを3日間できなかったので、今日はゆっくりと田圃を見て回った。
6月も20日前後が稲の生長がとても早く、3日間の留守のうちに、とても大きく生長していた。

稲作は今までの生育がよくても、これからの天候が悪ければ不作になる。
平成5年の凶作の時は、6月20日から天候が悪くなり、雨と曇り、低温が3ヶ月も続いた。8月1日にストーブをつけなければいられないような寒さで、新聞等には宮沢賢治の「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」の詩が載った。

稲の生長も遅れに遅れ、出穂時期も20日程遅れ、刈り取りも1ヶ月遅れ、作況指数も77と戦後最悪の凶作になった。

そして、米の緊急輸入が発表され、200万tの輸入米が入り、国産米と輸入米のセット販売が推奨された。
そんな経験があるため、春先の天候がどんなに良くても、安心できないのが、自然界の中で営む農業である。

今回の宮崎県の口蹄疫のように、いつ自然が牙をむき、人間におそいかかってくるかわからない。

by a-wakui | 2010-06-20 17:51

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