「受賞を祝う」   

今日は、大潟村元村長の宮田氏の旭日小綬章受賞の祝う会があった。

私も祝う会の発起人を引き受けた。

宮田氏が村長の時、国の減反政策が最も強かった時で、私はその時、強制的な減反政策には反対であると、減反政策反対の立場に立った。

宮田氏は村長として、国の減反政策を強力に推し進める立場で、私とは立場が違っていた。

大潟村は日本のモデル農業を目指して立村されたが、入植・営農開始と同時に減反政策が始まった。

減反政策の参加の是非をめぐって、同じ目標を持って入植した入植者の意見も二分された。

減反政策が始まって41年、新政権による新しい農業政策によって、長い間二分されてきた大潟村も、ようやく、まとまることができた。

大潟村は、45年前の立村の主旨である、日本のモデル農業を目指して出発する機会が得られた。

大潟村の村長も二世であり、次のJA大潟村の組合長も二世が務めることになった。

入植一世の私達が創った大潟村の対立構造は、入植一世の私達の時代に解消しておかなければならないというのが私の考えのため、今日の宮田氏の祝う会の発起人は喜んで引き受けさせて頂いた。

祝う会の参加者は、宮田氏の交友と入植者で400人を超えた。私の知り合いもたくさん参加されており、私が宮田氏の祝う会の発起人をしたので、とても驚かれた。

また、ようやく大潟村が一本化したと、とても喜ばれもした。

新しい大潟村は、新しい農業政策の中で、どのような農業経営を創造することができるのか、そのことが、日本農業のモデルになることができるのか、今こそ大潟村の真価が問われている。

明日は東京に行く。

by a-wakui | 2010-06-27 18:02

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