さらなる苦しみ   

昨日は、福島県の認定農家の方と、私の古郷、新潟県十日町市の農業委員の方が来社した。

最近、全国の農業関係者が、新しい農業政策に対しての取り組みについての考え方を求めて、来社する方が多くなった。

わざわざ、協会までくるのだから、他の方より先進的な方だと思うが、話を聞いて驚くのは、農業の後継者が全くいないことである。

そして、国の新しい農業政策についてどのように対応したら良いのか、具体的な対策を全く持っていないことがある。

このことは、単に農家の責任としてよりも、全国のJAグループの責任であり、行政の責任でもある。

私の古郷は、41年前に大潟村に入植した後、市町村合併により1.3倍に人口が増えているという。

魚沼コシヒカリの産地のため、お米の価格は今も1俵2万円であり、日本で一番高い。それでも1年前よりは1俵5千円程度下がったので、先行きが不安だという。

私は今年も下がり、来年も下がるのだから、今新しい方向性を開拓しなければいけないのではと話をした。

そうは言っても、農家は皆60歳を超えているのだから、新しい方向性を開拓すると言っても無理なことはわかる。

もっともっと苦しんで、新しい方向性を拓かなければならなくなった時にしか新しい道は見つからない。

今日は朝4時半頃から田圃の水回りをした。久しぶりにキツネとであった。キツネは車の気配を感じると一目散に走り続ける。その速さは40㎞以上の速さがあり、田圃の畦道にいって90度に曲がる。

そのため、うっかりしていると、突然目の前から見えなくなる。

また今日は、キジの親子連れにも遭った。ようやくキジも親子連れに遭うようになったが、キツネにねらわれないようにしなければならない。

昨日も地元テレビ局の撮影があったが、今日も東京のテレビ局の撮影がある。

by a-wakui | 2010-07-07 16:30

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