北京最終日に   

昨夜は、今朝早く出発するために早く床に着いたが、一時間おきに目が覚めるので、3時に起きて出発するまで書き物をした。

日本の大手食品メーカーの多くは、中国に工場を建設し、中国の原料を使い、中国の安い労働力を使い、安い価格の加工食品を日本に輸入している。

また中国に行かなくても、中国の安い原料を輸入して、価格の安い加工食品を、日本で販売している大手食品メーカーもいる。

そのため、中小企業の加工食品では、大手食品メーカーの商品とは競争にならない。

また、日本から中国に輸出されている農水産食品としては、サケ、マス、タラ、清涼飲料水、調味料、種子等が上位品目で、250億円相当であり、とても少ない金額である。

一般加工食品は、中国の商品との価格差があり過ぎて、今まで輸出商品にはならなかったようだ。

しかしながら、近年の中国経済の急速な発展により、国民の数千万人が富裕層といわれるようになり、日本の食文化に強い関心を持つようになったといわれている。

その数千万人といわれる富裕層に、日本の農水産物を購入して頂くためには、どうしたら良いのか、そのために今回の北京の展示館は、とても大きな意味を持つのではないか。

今回、北京に来なければ、最も大事なことに気が付かないまま、参加することになった。そのことを想像するとゾッとする。

朝6時にホテルを出て、北京空港を8時に出発、羽田で乗り換え、夜6時半に帰宅した。

by a-wakui | 2012-02-09 17:57

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