何かを捜す旅   

今日は曇り空だが、風もない穏やかな一日である。

一日中、今年一年間に取り組む仕事について考えた。

これから取り組む仕事は、どんな小さな可能性も否定しないで、実践してみる。

何事にも先に立って考え、実践してみることは、リスクが大きく、とても難しいものだが、リスクを恐れていては進歩がない。

新しい仕事に取り組む時は、動物の子供達が親離れをして、初めて自然界で生きて行くのと同じである。

多くの子供達は、自分より大きな外敵によって殺され、生き残って大人になるのは、一部である。

企業も同じである。

どんな仕事も、どんな商品も、自由競争の中で、他社と生き残りを掛けた競争を行う。

そのために、今までの全ての経験を活かして取り組まなければならない。

協会が創立以来25年間、何とか生き残ってこられたのは、多くの方の協力のおかげである。

これから20年、30年と、協会を支えてくれる商品や仕事を、どのように開発するのか、それを開発できるか否かで、私の人生が決まる。

私は農業に取り組んで46年間、「若者が夢と希望を持てる農業を創造する」ことを目標に取り組んできた。

それは「どのような農業なのか、そのためには何を成すべきか」と考え続けたのが、私の人生そのものだったかも知れない。

日本は、地理的な条件から、ひとつの農業の姿に統一されるものではなく、様々な型があるべきであり、そのことが日本の農業を強くする。

そのように様々な型がある中でも、「若者が夢と希望を持てる農業」には、何か共通するものがあるのではないか。

その何かを探す旅が今年も始まる。

by a-wakui | 2013-01-02 17:46

<< 神業も努力から どんな年にするのか >>

ブログトップ | ログイン