日本人が米を食べなくなる日   

平成18年度の農業の男子労働者は120万人と言われている。過半数が65歳を超えており、10年以内に70万人が農業をやめる。そして若者が就農するのは1年間に1000人以下で、10年間で1万人もいない。
統計によれば現在、農家の平均農地面積は1.6ヘクタールといわれており、近い将来は1戸あたり150ヘクタールの農地を耕作しなければ、現在の農地は維持できず、秋田県においては、一戸あたり300ヘクタールを耕作しなければ、農地が維持できないといわれている。

私の母の田舎は、50戸の農家で50ヘクタール程耕作しているが、皆70歳近く、一番若い人でも62歳だ。 10年以内には皆、農業をやめる準備に入っている。それは母の田舎ばかりでなく、日本中の農村が同じような環境にある。今の農業政策は、米の過剰生産を抑制するための政策を39年続け、これからも続けようとしている。

しかし農村の現場では、農業を続けようとする意欲が急速に薄れてきているのが現状だ。

by a-wakui | 2008-02-21 13:10

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