「食糧不足」   

正月明けには、米価の値下がりにより減反政策の強化が叫ばれていたが、今では国際情勢を背景にして、減反政策の廃止が叫ばれるようにもなった。

現実的に、EUでも減反政策の廃止を決めている。
現在の減反政策は、水田280万haに対して収量500kg、全生産量1400万tという40年前の数字を根拠に、需要量に応じた生産面積を割り出している。

減反政策を始めて40年経ち、農地の宅地化に伴い耕作放棄地がたくさん出来たため、現在の水田面積がどのくらいあるのか、またその面積の中に米を植えられる面積がどのくらいあるのかはよくわからない。

そのため、減反政策を廃止しても、実際にどれだけの生産量があるのか、よくわからないのではないだろうか。
世界中で穀物の輸出規制が始まると、日本に対する輸出圧力は激減する。世界中には、食糧不足の国がたくさんある。

by a-wakui | 2008-06-04 15:42

<< 「米の輸入」 「大きな変化」 >>

ブログトップ | ログイン