「食糧問題」   

平成16年に新しい米政策が発表され、今まで全農の一元管理だった加工用米が一定の基準を満たせば、生産者個人でも対応できるようになった。
しかし、この政策も現場まで徹底するには時間が足りず、実質的には棚ざらしになってしまった。

平成19年度から3年間の新しい農業政策が始まり、初年度の19年産米の値下がりにより、行政も政治家も、農業政策の根本的な見直しの必要性に迫られるようになった。
そして、中国輸入食品事件をはじめとして、穀物輸出規制の始まり、食糧不足による暴動の発生等、世界中で食糧問題が起こりはじめた。
国連では、緊急の食糧サミットが開かれ、今月開催される洞爺湖サミットでも、食糧問題が主要議題となる。

昨年までは、米をはじめとする日本の農業は、日本経済発展の邪魔者であるかのように言われてきたが、この数ヶ月、食糧をめぐる世界情勢は一変し、当然のように国内の情勢も大きく変化した。

by a-wakui | 2008-07-03 11:58

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