<   2008年 03月 ( 31 )   > この月の画像一覧   

「種まき」   

今日から本格的な種まきが始まる。総面積55ha分の種籾は約2000kgになり、必要苗箱数は14000箱である。土の量は1箱当り約4kgで、2tダンプ28台分、土量で56tになる。

苗を育てないで直まきをやれば良いとの声もあるが、まだ直まき用の品種は少ない。秋田県において、おいしく収量の安定している品種が無い現在の状況では、100haの面積になっても機械まきの方がコストも安く収量も安定している。

米の生食以外の用途開発の必要性が求められているが、その場合は味よりも収量性がポイントになり、コストを下げることも必要な条件になる。できれば早いうちに直まき用の品種や、精度の高い直まき機が出てきて欲しいと願っている。

by a-wakui | 2008-03-31 09:21

「新しい発見を期待して」   

なぜ日本人はこのような大事なことに取り組まないで、40年間米の減産という政策に取り組んだのだろうか。このことは、後の歴史学者が証明することになるだろうが、日本という国の政治システムが、このような政策の矛盾を生んだのは間違いないだろう。

平成20年産の種まきを今日から始める。

例年は4月10日から始めるが、今までの習慣を破らないと、進歩や発展がないと思うので、今年は例年より10日早く始めることにした。
今年はどのような新しい発見ができるか、楽しみである。

by a-wakui | 2008-03-30 11:58

「あるべき姿」   

世界中で米価が上がっている中、米価が下がっている国は日本だけだという。
日本は生産調整が始まってから40年間、米の過剰を喜ぶことなく、減産という生産調整政策で乗り切ろうとした。

米が過剰になったら減産ではなく、米の新規需要の創造のために、税金を利用するべきだったが、米の減産のために、全ての税金を投入し、疲れ果ててしまった。生産調整をすることは、日本のような国土の狭い国では土地資源の無駄使いである。土地資源の有効な使い方は、限られた土地から最大の穀物、またはカロリーを生産することである。
大事なことは、その生産された原料から、時代に応じた最大の付加価値を創造することである。
それにより、生産者が生産意欲を満足させ、生産コストを下げることができる。また、米の新しい需要の創造により、小麦や大豆に変わる商品の生産が可能になる。

by a-wakui | 2008-03-29 10:42

「世界中では」   

日本では夢中になって生産調整をすすめているが、世界中では穀物不足が顕著になり、小麦・大豆等の輸入品の価格が軒並み上昇している。
その理由は、原油高、バイオエタノールの利用、人口増、肉食の増等、様々な理由が述べられている。
世界の穀物市場の値上がりには、様々な理由が考えられるが、根本は、未だに世界中の人が腹いっぱい食べるだけの十分な食糧の生産ができていないことだ。

今、食糧が余っていると感じているのは、一部の国の一部の人達だけではないだろうか。

by a-wakui | 2008-03-28 13:35

「自らの選択」   

大潟村の平成20年度の生産調整参加の有無も最終段階にきた。
昨年より面積が増えるか否かというのはまだ決定しないが、先にも話したように、生産調整の参加は個々の経営状況で決定すれば良いのである。

大事なことは、その決定の可否は自分が希望して決めたのであり、他人の強制によって決めたものでないということを、自分自身で自覚していることである。
生産調整に参加するにしてもしないにしても、これから経験する日本の農業の大きな曲がり角に、農業者は等しく直面することになるだろう。

by a-wakui | 2008-03-27 13:38

「天気まかせの春作業」   

3月中旬からは、毎日種まきと田植えに向けての春作業が続く。
田圃の耕耘を始めようとしても、雨が降ったらできなくなる。ハウスを張ろうとしても、風が吹いたらできない。また種をまこうとしても、ハウスが張ってなかったらまけない。

1つの作業は、他の全ての作業との連携の中で決まる。
農業はひとつひとつが単独の作業のように見えるが、それは他の作業の連動の上に成り立っている。
種をまくから収穫ができるように、全てが密接に繋がっている。
だから、風が吹いたらハウス張りをやめ、田圃の耕耘に入り、風がやんだら耕耘をやめ、ハウス張りを始める。

春の農作業は、天気まかせのようでもある。

by a-wakui | 2008-03-26 10:53

「ハウス張りと種籾準備」   

ハウス張りは、風のない日を選んでやるが、1日中風が吹かないことはない。よほど無風の日でも1時間おきに風が吹いてくる。
本当に風がやむのは、わずかしかない。風のある時には別のことをしていて、風がやんだら一斉にハウス張りをやる。それが一番大切なポイントだ。

また、春作業は種籾の準備も重要な仕事だ。病気になった籾は、健康な籾よりも小さく比重が軽い。そのために塩水を利用して比重選をやり、軽い籾を浮かし、重い籾を沈めて選別をする。50年前に父の作業を見ていた頃と、今も同じやり方をする。
比重計が無い時は、生卵を利用して、その浮き具合で比重を調べる。

by a-wakui | 2008-03-25 13:11

「主な春作業の所要時間」   

今日は久しぶりにトラクターに乗り、プラウ(耕耘)耕を行った。巾160メートル、長さ155メートルの田圃で1枚約2.5ヘクタールあるが、プラウ耕は3時間で終わる。

日本の田圃と畑の平均面積が1.5ヘクタールであるから、2時間位でプラウ耕ができることになる。大潟村の平均は15ヘクタールであるが、それでも18時間で終わり、代かきは田圃を平らにすることが中心の作業だから、3~4倍程かかるので72時間かかり、プラウと代かきで90時間かかる。

日中だけ9時間の仕事量だとすると、耕耘と代かきで9日間になる。
我が家は55ヘクタールあり、約3.5倍かかるので、耕耘、代かきの春作業は1ヶ月はたっぷりかかる。

機械の使用率は、日本一だろうが、それでも1年で1ヶ月間の使用である。一般の企業が設備を1年に1ヶ月間の使用では、採算が合わなくなるのは当然である。ましてや、1年に1ヶ月くらいしか使わない農機具を保存していては採算が合うはずがない。

by a-wakui | 2008-03-24 15:35

「春作業」   

大潟村では春作業が始まった。春作業としては種の準備に始まり、育苗用の土の準備、育苗ハウスの準備といくらでもある。
そして、それらの準備の合間を見て、田圃の肥料まきと耕耘が始まる。
そのためには半年間使わなかったトラクターの点検があるが、多くのトラクターはバッテリーが放電しエンジンがかからない。

農作業は皆、1年前の作業の日記を見て思い出しながらやるので大変だ。1年ぶりに急にトラクターに乗るので、ギアチェンジを間違えて、前に行くつもりがバックに入り怪我をしそうになったことがある。

by a-wakui | 2008-03-23 13:50

「求められる食の安全」   

昨年1年間は国内の食品メーカーの表示偽装問題、そして今年は中国の輸入問題と、食品にかかわる問題は頂点に達した。
その影響か、協会に対して食の安全と安心が証明された商品に関する問い合わせや製造依頼がたくさんきている。

お米の生産からお届けまでのトレ-サビリティの確立と公開、協会のお米と国産の具材を使った冷凍品の開発等々、様々な依頼がきている。
12年前に残留農薬分析システムを導入して以来、様々な分析に取り組みながら、食の安全と安心に関するトレーサビリティシステムの構築に取り組んできた。

今年は、様々な分析システムを有機的に組み合わせることにより、消費者の皆様に対する安全安心の情報の公開をより確かなものにするために取り組みたいと考えている。

by a-wakui | 2008-03-22 11:29

ブログトップ | ログイン