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「米麺の本格的な販売」   

協会では、仕事の主として、
(1)白米部門
(2)米加工食品部門
(3)秋田県産食品部門
(4)米麺部門の4本柱を中心に取り組むことにする。

(2)の米加工食品とは、「おこわ・おはぎ・大福・団子」など、協会で加工できる加工食品である。(3)の秋田県産食品とは、協会以外の秋田県メーカーの加工食品である。(4)の米麺は、協会ではできない製粉機を利用した米粉を、製麺メーカーに委託して製造し、販売することである。

米麺については、他社に製造を依頼し、協会では営業に全力を挙げ、米麺の販売に関して全国のトップを走りたいと考えている。これからは、協会で取り組んだ方が良い部門、他社に委託した方が良い部門を区別することにより、協会の経営資源を今まで以上に有効活用できるのではないか。

輸入小麦500万tのうち、麺に利用されるのが240万tくらいあるという。当面の目標として、1万t分の米麺の販売を協会が行なえるようにしたいと考えている。

by a-wakui | 2009-03-31 17:53

「ビジネスの種」   

今日は、仙台へある会社経営者に会いにきた。氏はパソコンを利用し、飲食店経営者を支援しながら、自分でもリヤカーを十数台購入し、学生アルバイトを中心として市内を移動販売する仕組みを考案し、実施しているという。どのようにしてその仕組を考え、現在どのようになっているかを聞きたくて無理に時間を取ってもらった。

先日の「葉っぱビジネス」と同様に、どんなところにもビジネスの話はあるものだ。大切なのは、常に自分の心のチャンネルを開いておかなければならないということだ。

私は60歳になり、若い時に勉強したことは全て使い切ってしまったので、今あらためて勉強を始めた。そのためか、今まで見過ごしてきたものの中に、隠れていたたくさんのビジネスの種を発見し、毎日、何億円も何十億円ものビジネスの種を見つけている。

by a-wakui | 2009-03-30 18:18

「米粉食品の優位性」   

昨日、近所の奥さんが亡くなった。75歳だった。大潟村に入植して41年、多くの入植者が70歳を越え、皆、身体のどこかに故障を抱える年齢になった。

入植と同時に減反が始まり、40年経っても減反は終わっていない。農業の状況もこの先どうなるかわからないが、家族の人生をかけてきた大潟村の入植だったから、何とか1年でも早く見通しの明るい大潟村農業にしたいと考えている。

昨日は、2つのセミナーがあり、会場も隣り合っていたので、両方に参加することができた。ひとつはグリコ栄養食品の米粉利用に関するセミナーだったが、グリコ栄養食品では、米粉に様々な素材を加えて米粉麺や米粉パンを造る技術を紹介をしていた。

米粉食品が小麦粉食品より優位性がある点は何か。「価格・品質・機能性・アレルギー・産地」。様々な要因で小麦粉に対する優位性が出せれば、米粉食品が小麦粉食品に優ることができるだろう。

by a-wakui | 2009-03-29 18:52

「セミナーで得たこと」   

今日は、全国商工連合会のアグリビジネスセミナーの3回シリーズ最終会である、秋田セミナーに参加した。今回は私の講演ではなく、徳島県で「葉っぱビジネス」を成功させた㈱いろどりの横石氏の基調講演を聞かせて頂いた。

講演はとても興味深い内容で、終了後にお願いし、2人で食事をしながら、講演会では聞けなかった感動のある様々な話を聞くことができたが、私も横石氏と同じことができるだろうかと考えたら、それはとてもできないとの結論に達した。

しかしながら、横石氏の「葉っぱビジネス」の立ち上げに至っての経過は、私の今までの経過と相通ずるものがたくさんあった。また、パネラーの㈱みやじ豚の宮治社長も、パソナで企業経験が活かし、とてもユニークな考えの持ち主で、これからもどんどん前向きに進んでいくだろう。

私は今まで農業関係者の会に出ることは少なかったが、今回3回のセミナーに出席して一番勉強になったのは私ではなかったろうか。これからも、セミナーには積極的に出席したいと考えている。

by a-wakui | 2009-03-28 08:40

「本格的な米粉利用」   

今日は、米粉でパスタをつくれないかと、パスタ製造メーカーを訪ねた。

日本には大手のパスタ製造メーカーが8社程ある。日本では、年間23万tの小麦粉がパスタに加工されているという。

協会でも15年前に米粉で麺を作った時、そうめん的な発想で、食べ方も「めんつゆ」利用のみで考えた。その時の一番おいしい食べ方は「キムチ味」のめんつゆだった。残念ながら、麺の製造元が倒産したため、販売は中止となった。

今回、米麺に取り組むために、15年前のことを活かし、パスタとしての販売に取り組むことにする。そのための製造元をどこにするのか調査をしなければならない。

米麺には「生麺・半生麺・乾麺」がある。それぞれの特徴を活かしながら、商品の開発と営業をしなければならない。

本格的に米麺を販売しているメーカーはなく、また、米麺に力を入れて販売している小売店もレストランもない。しかし、米麺を本格的に製造し、本格的に販売するところがないと、米粉の利用は進まない。

本格的に米粉を生産し、利用していくにはどこの会社と一緒に取り組むか、それが1番大事である。

by a-wakui | 2009-03-27 16:53

「農業の未来」   

今日は東京品川プリンスホテルでセミナーがあり、基調講演を依頼された。主催は、先日の熊本のセミナーの時の全国商工連合会である。内容としては熊本と同様に、農業の起業と農業参入である。

参加者は200人以上おり、前回の倍であった。熊本と同じように、農業に取り組むには障害が多いが、障害を乗り越えた先には夢があるとの話をした。自分なりに、自分の経営として、農業の未来をどのようにしたら良いのか常に考えてきた。

その結果、農業を生産の場としてのみ考えたら、農業に未来はなく、農業を「生産・加工・販売の場」として考えることにより、はじめて農業が可能性のあるビジネスになると考えている。そのような想いで参加者に話をした。

農業には様々な問題があるが、100万haの減反面積に加工用米を植えて、その加工用米をどのように加工し、どのように販売するのか。そのためにどうするのか。
そのことに全力を尽すところに協会の発展の道があり、農業の新規参入者にもそこに新規参入の道があるのではないか。

農業を生産の場として考えるだけでは農業に未来はない。「生産・加工・販売」の融合での先に農業の未来があることは間違いない。

by a-wakui | 2009-03-26 17:34

「米の消費拡大のために」   

多くの農政学者やマスコミの方は、今までの日本の農業政策は、米に偏重してきたから農業は発展してこなかったという。本当にそうだろうか。

私はこのような論調を聞くたび、とても残念で悔しい想いがする。米の増産は、日本人の食糧を確保するためには絶対条件であり、そのため、農民挙げて米の増産に取り組んできた。

そして、昭和40年代初期にようやく米の生産が消費を上回るようになった。本来なら、それからが本当の農業政策の始まりであったのに、日本の農業政策は米を減産する政策に転換することになった。

それから40年間、日本の農業政策は米を減産することに全ての力を注ぎ、結果として米に偏重した農業政策といわれるようになった。

私はこのことを「米から逃げた農業政策」だったと考えている。日本が米から逃げた政策を続けているうちに、500万tにも及ぶ小麦がパンや麺として利用されるようになった。

1人の人間が一生に食べるデンプンの量は同じくらいといわれているが、減産した米の分を小麦で補っているのが現実である。500万tの小麦に代替できる米粉食品の開発ができれば、日本の農業は大きく変るのではないか。

100万haの減反面積から収穫できる500万tの米を小麦粉商品に代替するといっても、価格、商品の品質などが小麦粉より優位でなければ誰も買わない。

消費者1人1人は、自分の生活費と自分の味覚の中で商品を選ぶ。国の政策で選ぶものではない。その1人1人の消費者の選択肢の中に米粉商品をどのように入れてもらうか。

500万tの小麦粉が日本の食卓に上るまでに60年の歴史があり、そのために多額の資金が使われてきた。一方日本では40年間、減反の歴史にその何十倍も何百倍もの資金を使い、減反をすすめてきた。
国の農業政策のポイントとしては、減反政策に利用されてきた資金を米の消費拡大のために使うことができるか否かである。

by a-wakui | 2009-03-25 16:49

「農業政策の発展の鍵」   

作物を栽培する基準としては、様々な考え方があるが、個人経営の中で考えることと、国策として考えることではおのずからその基準は異なる。

国策として100万haをどのように活かすのか。それはやはり、自然環境に合う作物は何かということだ。

次に、面積当りのカロリー生産量が多い作物は何か、そして100万haという大きな面積を消化するためにも、機械化できる作物は何かということだ。このような条件をカバーするのが、日本においては米しかないのが現実である。

誰が考えても、100万haの面積をカバーするには米が1番適しているのは間違いないが、その米を持て余して減産をすすめていたのが減反政策であった。

100万haから収穫される500万tの米をどのように活用するのか。そのことが、日本の農業政策を大きく発展させるカギを握ることになるのではないか。

by a-wakui | 2009-03-24 12:33

「2つの政策」   

100万haの減反面積にこれからも米の減産のための畑作をすすめていくのか、それとも主食用米以外の加工用米を植えて、米の新しい利用方法を開発していくのか。それとも主食用米を植えるのか。

国も農家も、あらためて減反面積活用のための農業政策を考えなければならない時期がきたのではないか。国はそのために、水田フル活用事業と減反の選択制という2つの案を出した。

私はこの2つの政策は一体のものとして考えているが、同じ国の立場にある人からは、この2つの政策が相反するものとして考えられるようだ。

農業政策を考える時、国は常に農民の票のことを先に考えて、農民の票を取り込むための政策が考えられている。しかし、本当にそれで良いのだろうか。農民だけにとって都合の良い政策はあるはずがない。そんな政策は一時しのぎであり、長続きはしない。

by a-wakui | 2009-03-23 16:43

「自給率の向上」   

作物は、栽培に不適な土地に栽培してもうまくいかないのが当り前である。しかしながら、減反政策の最大の目的である、米を減産するという最初の目標は達することになった。そのため、不足する作物の自給率向上という1番目の目標が達成されなくても、大きな問題にならなかった。

そのような状況が40年続き、ますます若者の就農不足と農業従事者の高齢化が加速し、日本農業の崩壊は目前に近づいてきた。

減反政策は40年続き、米を減産するという効果は出ているが、相変らず自給率の向上は進んでいない。この最大の理由は適地適作がすすまず、畑作の不適地に畑作をすすめようとしているのが日本の減反政策である。

by a-wakui | 2009-03-22 09:13

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