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「新規需要米の米作り政策」   

「米粉用の米」を利用して商品を開発することは、新規需要米を利用しての商品開発である。

そのため、既存の米粉利用商品である煎餅やおかき、大福や団子ではない。

小麦粉を利用して造られるパン、めん、ケーキ、クッキーなどを、米粉で造るために利用することで、今回の新規需要米の米作り政策が活かされることになる。

米粉でパンやめんを造ることは、今まで何度も述べてきたが、私は米粉で「めん」を造ることに方向性を定め、今は商品開発と営業活動に取り組んでいる。

by a-wakui | 2009-05-31 17:17

「米粉用の米の安定生産」   

私の「米めん」への取り組みが、秋田県内において様々な波紋を及ぼしているらしい。

減反をしていない私が、補助金を利用して栽培される「米粉用の米」で米めんを造るのはいかがなものかということが大きな理由らしい。

今回、国がすすめている「米粉用の米作り政策」は、呼び水として10a8万円の補助金が出ているが、いつまで続くかはわからない。

国としては、補助金が出ているうちに、米粉用の米生産の基盤づくりをして欲しいとの考えだと思うが、そのためにはどうしたら良いのか。

米粉用の米の安定生産をするためには、米粉用の米を利用した商品づくりと、その商品の販売体制を確立しなければならない。

米粉は商品ではなく、素材である。この米粉という素材を利用してお客様に受け入れられる商品を開発し、販売することができなければ、米粉用の米は最後にはエサ米にするしか利用方法がなくなる。

by a-wakui | 2009-05-30 17:08

「協会独自の米めん」   

今日で、農水省における米めんの展示会と試食会は終了する。

協会が展示したのは、米粉利用の「米めん・米パスタ・米マカロニ」であり、発芽玄米やカボチャ等の野菜パウダーを入れた米めんである。協会が開発中の米めんは、「レトルトタイプ・即席めんタイプ・乾めんタイプ・生めんタイプ・半生めんタイプ」の5種類を基本とし、様々な素材を利用した米めんを開発している。

また、地域の米を利用した、地産地消の米めんにも対応できるので、協会の米めんは100種類を超える商品郡ができるようになっている。また、小麦やグルテンを使用しない、アレルギー対応の米めんも、協会の強みである。

by a-wakui | 2009-05-29 16:06

「米粉食文化の普及の重要性」   

国は、10年以内に50万tの米粉生産を目標としている。今年の生産量は正確にはわからないが、1万tに近いのではないか。

最初の生産量としては、1万tが多いのか少ないのか私にはわからないが、国には、100万haで栽培される500万tの米の米粉利用のための商品開発や、米粉の食文化の普及に取り組んで欲しい。

これから始まる米粉用の米の栽培に最も大事なことは、新規需要米の米粉用の米の栽培があるということである。

新規需要米として使う人がいなければ、いくら米粉用の米を栽培しても、米粉の生産ができない。新潟県のすごさは、米粉の商品開発と販売に、県を挙げて取り組んでいることである。明日、5月29日に農水省の米粉利用商品の展示会場において協会の「米めん」の試食会が行われる。興味のある方はぜひ、ご出席頂きたい。

場所がわからない方は、
あきたこまち生産者協会 電話0185-45-2568 まで。

by a-wakui | 2009-05-28 17:05

「プロとしての米粉用米の栽培」   

なぜ、農家1戸当たりの平均面積15haという農地を持っている大潟村が、米粉用の米の作付に取り組むのだろうか。大潟村は米の専業農家の村であるから、米の将来についてはどこよりも敏感である。

そのために、大潟村ではどこよりも早く米の産直をビジネスにし、村を挙げて有機農業に取り組んでいる。それは皆、米農業の将来に対しての環境の変化への対応である。環境の変化に対応するのは、企業経営者の最低の条件であり、その意味では大潟村の農家は企業経営者として、米の将来の環境の変化に対応しているのである。

そのプロの農家としての深い考えを理解しようとしない人もいるが、大潟村が、今回の米粉用の米の栽培に取り組む農業の先に描く農業の未来にこそ、興味を抱くべきであり、また理解しようとするべきである。

日本の40歳以下の国民の中に、「新潟県産コシヒカリや秋田県産あきたこまちがなければ食事ができない」という人が、果たして何人いるだろうか。真剣に考えなければならないのは、このことではないか。

by a-wakui | 2009-05-27 16:24

「米粉用の米を栽培する意味」   

日本一の米粉用の米の栽培面積があるのは新潟県ではなく、ここ秋田県大潟村であり、その目標生産量は1400tである。米粉用の米の栽培は、今まで減反していた農家と減反していない農家の半々が行なう。

大潟村が米粉用の米の作付に取り組んだのを見て、多くの方が「大潟村も加工用米を作らなければ経営ができなくなったのか」と考えているようだが、「日本で一番おいしく、高く売れる米」を作っている新潟県が米粉用の米の栽培に取り組んでいる本当の理由を考えてみたことがあるのだろうか。

新潟県は何十年も続けてきたコシヒカリという品種に頼ることなく、新潟県の新しい米農業に挑戦しようとしているのだ。他の多くの県は、今までそうだったように、これからも新潟県の後を追うことになるのも仕方のないことかもしれない。

by a-wakui | 2009-05-26 17:02

「新潟県の取り組み」   

平成21年産の新規需要米の米粉用の米の作付面積がほぼ決定し、秋田と新潟で全国の半分の面積を占めている。その他の県は形ばかりの作付で、国の農業政策の模様眺めのようである。

日本で一番高く売れるコシヒカリの産地である新潟が、なぜ米粉用の米を作るのか。それは、新潟コシヒカリの販売量の減少が止まらないからである。そのため、県をはじめとして各市町村とJAが協力し、新潟コシヒカリに代るブランド商品として、県を挙げて米粉用の米の栽培と米粉商品の開発を行っているのである。日本一おいしいと言われる新潟コシヒカリを作っている新潟県が、加工用米としての米粉用米の栽培を行い、商品開発と販売は行政が中心になって行うという。他の県の人達はどのように考えているのだろうか。

今日から29日まで、農水省において米粉利用食品の展示会が開かれ、協会の米めんも多数出品している。協会の米めんの試食の日は5月29日なので、興味のある方は農水省に問合せて頂きたい。

by a-wakui | 2009-05-25 18:01

「新型インフルエンザの流行」   

秋田県には、まだ新型インフルエンザの感染者は確認されていないが、映画館やスーパーなどへの人出は例年の10分の1である。昨年秋から始まった不景気を何とか乗り切ろうとしている矢先に、本当にこの先どうなるのだろうか。

インフルエンザの流行と同時に、日本中からマスクが無くなり、マスクの会社の株価が上がり始めたというが、本当に不思議な国である。

最初は、新型インフルエンザが「死の感染症」のように言っていた国も、事があまりにも重大になったので、問題の沈静化に乗り出したようだ。それにしても不思議なのは、新型インフルエンザは、ある年齢以上の人には何らかの免疫があるらしく、60歳以上の患者はほとんどいないようだ。これはアメリカも同じ状況であり、10代の子供達の感染率が一番高いのも世界共通だ。私は、日本人が感染しやすいということが何となく不気味だ。外国でインフルエンザの流行が始まったにもかかわらず、たくさんの方が海外に出かけ、その中の一部の方が感染し、日本中に広がっていった。たまたま、関西が早かっただけだ。

毎日のように、一日何十本も東京・大阪間を新幹線が往復している。一週間後には関東にも何百人も感染者が出るのではないか。幸い、今回の新型インフルエンザは重症にはならないようだが、国民一人一人が最低限の注意をすることが大事だ。協会でも企業の責任として、すでに対応はしている。

by a-wakui | 2009-05-24 15:59

「熊の上陸」   

先日、大潟村に野生の熊が2頭上陸した。大潟村の周囲は幅400m~1kmの湖に囲まれ、7ケ所に橋がかかっているが、熊は湖を泳いで渡ってきたらしい。

第一目撃者は対岸の住民で、4頭の熊が湖の岸にいるのを見たそうだが、そのうちの2頭なのか、または4頭上陸し、2頭だけが目撃されたのかはわからない。

大潟村では、2頭の熊の目撃情報があり、早速、村長を代表とする対策本部が設置され、1頭は駆除されたが、残りの1頭、または3頭は行方不明で、現在も捜索中である。大潟村は山から離れたところにあり、おまけに周囲が湖に囲まれているので、熊はいないものだと思っていたが、とうとう熊も現れるようになった。

昨年はタンチョウヅルが現れ、今年の春にはクジャクに出会った。誰かが飼っていたものが逃げたのかはわからないが、クジャクを見たのは私一人ではない。今年は熊が上陸したのだから、間もなくカモシカも現れるかもしれない。何百年も昔、人間も今の熊のように新天地を求めて海を渡り、新しい大陸を発見したのだろうか。

かわいそうなことに、大潟村には雑草と植えたばかりの幼い稲しかなく、熊のエサは何もない。お腹を空かせて人間を襲わなければいいが・・・。

田植えが終わり、皆ほっとしながら、ハウスや田植機の片づけ、田圃の水管理をしている矢先の出来事に、大潟村の農家は熊の話でもちきりだ。

by a-wakui | 2009-05-23 20:56

「大事な課題」   

日本の主食である「米」を守るためには、米を粒のまま食べるだけではなく、米を利用して様々な食品を開発することが必要であり、米を中心とする日本の食文化を守り発展させることになるのではないだろうか。

私は米作り農家に生まれ、41年前に秋田県大潟村に入植した。入植と同時に減反政策が始まったが、私は安全でおいしいお米を作るために、21年前に協会を創り、「あきたこまち」の個人産直をはじめとし、様々なことに必死に取り組んできた。そして60歳になった今年、「米めん」と出会い、新しい取り組みに残りの人生をかけることにした。

米めんは、15年前に新潟のメーカーに造ってもらったが、私が減反していないとの理由で米めん販売に圧力がかかり、中止せざるを得なくなった。そして、昨年から再び米めんの調査を始めたが、なかなか納得できる商品はなく、ようやく今回の米めんに出会うことができた。

米を粉にして様々なアレンジにより、まるでマジックのようにいろいろな米めんができる。長さや太さ、形や硬さ、また、品種や産地に関係なく、様々な米めんができる。米の利用方法の開発は、単に商品をつくれば良いというものではない。完成した商品が消費者に受け入れられ、日常の食卓に上がらなければならない。そのためには、味と同じように、価格もとても大事な課題になる。

日本の小麦めんやパンの原料はほとんどが輸入小麦であり、原価は極めて低価格である。米めんや米パンをつくる時には、輸入小麦を原料とした小麦パンや小麦めんとの価格を比較されることになる。
消費者にとって重要なことは、原料が輸入小麦か国産米かではなく、どちらがおいしく、適性価格であるか否かである。米めんや米パンを開発・普及するには、品質の問題もさることながら、価格設定もとても大事なことである。

by a-wakui | 2009-05-22 17:48

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