<   2009年 06月 ( 31 )   > この月の画像一覧   

「新しい食品分野確立の必要性」   

米粉は小麦粉の代替であるという考え方は、ある面においては正しいと思うが、それが全てではない。

めんにも、「ビーフン、フォー、そば、うどん、ラーメン、パスタ、冷麺」等の種類があるように、日本の米めんとしての食品分野を確立する必要があるのではないか。

単なる小麦粉や小麦めんの代替としての米粉や米めんではなく、米粉の特徴を活かした米めん造りに取り組むことによって、米めんの価値を確立することができなければ、米めんは小麦めんの「にせ物」で終わってしまう。

by a-wakui | 2009-06-30 17:09

「消費者視点に立った商品における5つのポイント」   

「消費者視点に立った米めん」とは何か。その課題の解決が、今回の米めんが成功するか否かを決めることになる。

消費者視点に立った商品とは、何も米めんに限ったことではなく、全ての商品造りに通じることである。

消費者視点に立った商品とは、
1.味
2.安全・安心
3.価格
4.利便性
5.栄養、機能性
以上の5点に集約されると思うので、その点について商品を磨かなければならない。

今回の米めんにおける商品開発についても、以上の5点を中心に商品開発に取り組んできた。

by a-wakui | 2009-06-29 19:09

「今後のかぎとなる営業戦略と商品造り」   

「道の駅」での販売を主とする米めんメーカーは他に数社あるが、全国展開を目指した米めんメーカーは協会が初めてである。

そのため、協会の米めんの営業戦略を間違えば、今後、米めんが普及していくのはとても難しいことになる。

3年程前に、新潟県より「米パン」の普及が始まったが、残念ながら商品の完成度が低く、その後普及しなかった。今、あらためて米パンの普及を図ろうとしているが、米パンは不味いというイメージが消費者の間に広まっており、米パンの普及にとても苦しんでいる。

消費者視点に立った商品造りに取り組まなければ、米めんも米パンと同じような状況に追い込まれる。

by a-wakui | 2009-06-28 16:33

「残るは製造設備の導入」   

米めんに取り組んで3ヵ月経った。3ヵ月前は米めんに対して何の知識もなかったが、今は、米めんの「冷凍生めん、冷凍茹めん、乾めん、白米めん、玄米めん、発芽玄米めん」を製造することができるようになった。

営業先も、「学校給食、コンビニベンダー、生協、外食チェーン、スーパー惣菜」等々、多様な販売先ができた。

また価格についても、小麦めんの価格に対して大きな差が出ないよう、コスト削減に取り組んだことにより、十分に普及できる価格になった。

残るは、米めん製造のための設備の導入である。設備の導入については、販売の量に応じて導入を進めなければならないと考えている。

by a-wakui | 2009-06-27 17:04

「消費者視点に立った米めんの必然性」   

小麦めんに対する利便性の比較の中で、冷凍茹めん、乾めんを開発したことにより、利便性の面でも、小麦めんに大きく近づいた。後は、インスタントめんの開発であるが、それは協会だけではできないので協力企業が必要である。

米めんの取り組みの中で最も大きな課題は、消費者視点に立った米めんの必然性である。
米めんの味、利便性、価格等は、技術の向上、コスト削減で何とかなる。

消費者にとって、米めんが必要となるコンセプトは何なのか。この問題に向き合い、多くの人と会話し、自分自身に何千回も問い続けた。

最初の頃、私の頭の中では、米の消費拡大の道を探すことにより、少しでも減反面積を減らすことができるのではないか、結果として食糧自給率が上がり、農業農村の活性化が実現できれば良いのではないか、と考えていた。そのため、どのようにしたら小麦パンや、小麦めんに、どれ位の割合まで米が混入できるかを考えていた。

しかし実際に米めんに取り組んで、小麦やグルテン、コーンスターチ、馬鈴薯でんぷんを使わないで米めんができることがわかった。

米粉だけで造る米めんができただけでは、農家の喜びだけがあって、消費者の喜びにはならない。
一部の消費者からは、国産米を原料とした麺ができることや、小麦アレルギーの方の麺としては評価して頂けるかもしれない。

しかしそれだけでは足りない。米めんでなければできない、誰もが必要とする米めんとはどのようなものか、と考え続けた。

そしてたどり着いたのが、玄米や発芽玄米で米めんが造れないかということだ。

玄米や発芽玄米の栄養価は多くの人が知っている。ただ、いくら栄養があっても、玄米食や発芽玄米食は食べにくいため多くの人には広がらず、一部の人の食事に留まっている。

玄米や発芽玄米を米めんにして、多くの人が食べやすくすることができれば、米めんの新しい世界が創れるのではないか。

そのことが実現すれば、米めんは消費者にとって必要な米めんになり、米めんでなければいけない必然性になるのではないか。

by a-wakui | 2009-06-26 16:33

「小麦やコーンスターチを使わない玄米乾めんの開発」   

私のブログを、農家や、JAや行政関係者、またマスコミや食品メーカー等の多くの方が見てくれているようだ。

当然のことながら、商品製造に関わる要点をここに詳しく書くことはできない。時々、要点部分を飛ばして書いているのはそのためなのでご了承願いたい。

協会では、米めんに取り組んで3ヵ月と短い期間ではあるが、小麦やコーンスターチを使わない「冷凍生めん、冷凍茹めん、半生めん、乾めん」の製造技術を確立した。そのことにより、米めんの利便性については、インスタントめんこそできてないが、それ以外は製造可能になった。

乾めんを造るこができないかと、輸入物のビーフンを毎日眺めている中であるヒントを思いたち、乾めん造りに挑戦したところ立派な乾めんができた。それも玄米の乾めんである。

玄米の乾めんの成功により、米粉利用の新しい世界が拓ける可能性ができた。

小麦やグルテン、コーンスターチ、馬鈴薯でんぷんを使用せず米の乾めんができたことは、画期的なことであり、自慢しても良いのではないかと思っている。

by a-wakui | 2009-06-25 19:40

「消費者にとって必要な米めんの開発とは」   

米粉利用に取り組み始めた時、私は、米の利用拡大のためにどのようにしたら良いのか、そのことばかりを考えていた。また、今回米めんの営業を始め、様々な方の意見を聞くことにより、「今なぜ米めんなのか」というテーマを考え続けてきた。

その答えが、消費者にとって必要な米めんは何か、ということである。

消費者にとって必要な米めんが開発できなければ、米めん事業の拡大も継続もできない。

消費者にとって必要なこととは、米めんの「味、価格、栄養化、利便性」の4点に代表される。市場に流通していない米めんを流通させるには、「味、価格、栄養化、利便性」の4点について、消費者が納得し、継続して購入してくれる商品にしなければならない。

米めんに取り組んで3ヵ月間と短い期間ではあるが、協会の、今までの経験を活かして、商品造りにおいても営業面においても大きく前進したと考えている。

by a-wakui | 2009-06-24 17:29

「新規需要米の拡大と継続とは」   

新しい農業政策の「新規需要米政策」は、当面、補助金の額によって、生産者は新規需要米の米作りに参加するであろう。

しかし、新規需要米を拡大し継続していくためには、米粉を利用した付加価値のある商品を造り、消費者が継続して購入してくれる必要がある。

さらに、交付される補助金が減額されても新規需要米を作り続けるためには、農村に製粉工場や商品造りのための食品工場を建設することにより、「生産・加工・販売」の一体化した新しい農業の姿を創造することが必要である。それにより、補助金を減額することもできる。

一にも二にも「消費者視点に立った物造り」、この方法しか、米粉利用商品の拡大はあり得ないのである。

by a-wakui | 2009-06-23 16:37

「消費者視点に立つ、ということ」   

米めんを全国展開し、数十万トンの米を米めんとして販売するための新しい視点とは、「消費者視点に立つ」ということである。

米粉の利用拡大を進めるきっかけとして、食糧自給率の向上のため、そして米の消費拡大のために小麦代替の米粉を造るという理由は、仕方のないことかもしれない。そこに、消費者視点に立った米めん造りという考え方を入れることができれば、大きく前進することができるのではないだろうか。

米粉商品を販売するには、商品を造るだけでは駄目である。消費者が繰り返して商品を購入してくれなければ米粉事業は継続できず、結果として、米粉政策は失敗してしまう。

新規需要米政策における米粉用の米作りとしては飼料用米があるが、米粉の需要が飼料用米としての利用しかなければ、とても寂しいことだ。

農家が、家畜を飼育し、併せて飼料用米を作り、それを飼料にした家畜に付加価値を創ることができれば、飼料用米の価値も出るだろう。しかし、家畜の肥育のための飼料用米の生産だけでは、補助金を永遠に付けなければ成り立たなくなる。

それでは、日本農業は永久に補助金を必要とする産業となり、“若者が夢と希望を持てる農業”から、ますます離れていくのではないか。

by a-wakui | 2009-06-22 19:39

「現在の米めんに足りないところとは」   

昨日は、私の2つ目の提案として、「米の粒食文化と粉食文化の融合」について紹介させてもらった。

先にも申しあげたように、私は、「米の粉食文化」の確立なくして、米の消費拡大はできないと考え、米の消費拡大を他人任せにするのではなく、自分の農業人生の集大成として、できるところまで挑戦してみようと、米粉の利用方法の開発に取り組んだ。

私の、今回の「米めん」に対する取り組みでとてもよい経験になったのは、15年前にも米めんに取り組んでいたため、現在の米めんの足りない部分を知っていたことである。私が15年前に米めんに取り組んでいなかったら、他の方と同じような米めん造りに取り組んでいたことだろう。

それは、現在の米めんが駄目というのではなく、現在の米めんを全国展開し一般の市場に導入するには、品質とコストの面で無理があるのでないかということだ。

私は、米めんを全国展開し、数十万トンの量を販売するには、新しい視点を持った米めん造りに取り組まなければならないと考えている。

by a-wakui | 2009-06-21 16:23

ブログトップ | ログイン