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「新しい農業政策に向った判断」   

28日の「米めん製造工場竣工式」で講演を聞いた生産者会員より、新しい農業政策についての質問が出はじめた。


・ 減反政策はどうなるのか

・ 戸別所得補償制度とはどのようなものか

・ 新規樹需要米政策とは何か

・ 来年の米価はどうなるのか

・ 米粉用の米はいくらになるのか


生産者にとっては、自分の経営に直接影響する内容であるからとても真剣だ。

私の知り得た情報を生産者会員へできるだけ早く紹介し、新しい農業政策に向った判断をしてもらうために、今日、最近の新聞記事のまとめたものを配布した。

戸別所得補償の具体的な数字については11月中に出ることになっているので、最終判断はその後になるが、それまでに十分に考える時間が必要である。

by a-wakui | 2009-10-31 18:02

「選択者としての責任」   

今回の政策のポイントは、国の新しい農業政策に参加するか否かは選択制であることが明記され、参加の是非により差別を受けないということになっていることも、今までの減反政策との大きな違いだ。

新しい農業政策に参加するかしないかが、法律的にも自由だと認められたのは、とても嬉しいことだ。

しかし、自由な農業には責任が伴うものであり、農業者は自分の選択に責任を持たなければならない。

国にも県にも村にも、そしてJAにも、その責任はないことを、自覚しなければならないだろう。

私は、41年前に減反が始まった時から、減反への自由参加を求めてきた。

そして、お米の商品開発の必要性を発言してきた。

残念ながら、お米の商品開発に本格的に取り組んでみると、既存の商品のほとんどが安い輸入米を利用しており、自分たちの主食用米を利用したのでは競争にならないようになっている。

しかし、今回の新規需要米は、そのハンデもクリアできるようになっており、後は農家がどのように対応するかである。




11月5日 (木)  午後8時00分~10時00分 (生放送)

BS フジ 「PRIME NEWS」 に、生出演します。


農業政策に関わる、様々な問題について議論を交わす企画ですので、興味のある方はぜひご覧ください。

by a-wakui | 2009-10-30 17:51

「農業政策の大転換」   

昨日の「米めん製造工場竣工式」では、農水省OBで、現在、財団法人日本穀物検定協会参与の萩田氏より「国の米粉政策の方向性」についての基調講演と、大潟村高橋村長、JA大潟村の宮崎組合長より各団体の農業政策について、ご講演を頂いた。

参加した多くの農家も、連日の新聞報道により、国の農業政策の変化を感じていたようである。

しかしながら、昨日は国、村、JAの農業政策について、初めてまとまった話を聞いたので、あらためて、国の農業政策の大転換を実感したのではないか。

11月中旬には、戸別所得補償の金額や交付条件が発表されるという。

それらの条件が整ってはじめて、農家は参加の有無を考えるのではないか。

by a-wakui | 2009-10-29 17:27

「新しい時代の始まり」   

今日は、米めん工場の竣工式である。

私は、今日の竣工式を、単なる米めん製造工場の竣工式と考えてはいない。

今日から日本の「米」の新しい時代が始まる、と考えており、大潟村は、その先頭に立たなければならないと考えている。

大潟村は、今までの減反政策による畑作のモデル農業を創ることはできなかったが、新しい農業政策の新規需要米政策によるモデル農業を創ることができるのではないか、と考えている。

そのために何年かかるのかわからないが、そのことに挑戦することができれば、大潟村に新しい命が生まれるのではないか。

当然のことだが、新規需要米を栽培することが、モデル農業だとは考えていない。

新規需要米を活かした商品の開発があって、はじめて農業の産業化ができるのである。

新規需要米の製粉工場があり、食品加工工場があり、そして販売するための会社がある。

そのことにより、雇用の場が広がり、農業・農村を活性化することができる。

そんなに簡単にいかないことは十分に承知している。

しかし、そのことに挑戦しないことには、農業・農村の活性化はできない。

by a-wakui | 2009-10-28 17:45

「今までとは異なる政策」   

今日は、「JA大潟村創立40周年式典」が行われ、11月1日には、「大潟村立村45周年式典」が催される。

そして、明日10月28日には、協会の「米めん製造工場竣工式」を執り行う。

協会の米めん製造工場の建設は、国の農業政策の変化に対応するために取り組んだ事業である。

昨年の春頃より、国の新しい農業政策として、「米粉」という言葉が出始めた。

私も、米粉をどのように利用したら良いのかと、米めんや米パンの試作や調査を始め、今回の米めん事業の取り組みに至った。

ようやく、スタート台に立つことができた。

米を自由に作るためには、米の商品開発を考えるのは当たり前のことである。

今までの減反政策は、畑作に不向きなところでも、畑作をしなければ減反にはならなかった。

今回の新規需要米政策は、「畑作に不向きなところは新規需要米を植えてください」という政策であり、今までの減反政策とは全く異なる政策である。

どんな企業でも、消費者が購入しないものを造り続ければ、いずれ倒産する。

倒産したくなかったら、消費者が購入してくれるものを造らなければならない。

今回の新規需要米政策は、日本に稲作が導入されて以来、初めて、本格的に米の商品化に取り組む政策ではないだろうか。

どのような商品を造れば、消費者が購入してくれるのか。

どのような商品を造れば、企業が利用してくれるのか。

米も、一般の商品と同じように、消費者視点に立った商品開発をしなければ消費者は購入してくれない。

by a-wakui | 2009-10-27 16:55

「決断の時」   

大潟村をはじめ、全国の大規模稲作農家はどうするのだろうか。

農業にかかわらず、全ての企業経営は世の中の景気の変動、自分の属する産業の方向性を調査・研究し、自社経営の方向性を決定しなければならない。

その視点から考えると、「国の新しい農業政策の方向性は、今までとは違う」と考えなければならない。

その違いをどのようにして自分の経営に活かせるのか、各農業者が真剣に考えなければならない。

多くの農業者は、国の農業政策の変化が、自分にかかわるものだと気づいていない。

残念ながら、大潟村の農家の多くも、「政権交代は政策変更」であることを、そして今回の国の農業政策の方向性については、まだ理解していない。

しかし、私は協会の経営者として、多くの農家の経営に対して責任を持っているので、他の農家と同じように考えているわけにはいかない。

by a-wakui | 2009-10-26 19:11

「新しい農業政策」   

今日の新聞でも、「新しい農業政策」のことが大きく取り上げられていた。

一度きりの記事ではわかりにくいが、他紙の記事と併せて読むようにしていると、少しずつ、「新しい農業政策」のことがわかるようになってくる。

一般の農家の視点に立って考えると、「国の進める農業政策に添って主食用米を作り、残りの面積に米粉用の米を植えること」が、一番良い選択のように思われる。

米粉用の米を植えることは、農家が実需者を探すことになっているが、全ての農家にそんなことができるわけはない。

多くの農家が、それぞれの地域のJAに販売を委託するようになる。

今までもそうだったから、これからもそうするのではないか。

by a-wakui | 2009-10-25 18:38

「消費者視点に立った米めん造り」   

米めん製造工場が完成し、本機を使用して製造した商品の最終確認を行っている。

米めんは、配合比、形状、利用方法により、皆、茹で時間が異なる。

それぞれの茹で時間と茹で後の伸び具合を数値で見られるように、破断試験を行い、その結果をグラフ化し、お客様にわかりやすいように提案する。

米めんに取り組んで6カ月、「何もわからず、白米めんを営業に持ち歩いた時に比べれば、大きな進歩だ」と、我ながら感心する。

米めんに取り組んであらためて実感するのは、「消費者視点に立った商品開発の重要性」
である。

商品を開発する時は皆、「消費者視点に立った商品開発をしている」との思いで開発に取り組んでいると思うが、どうしても自分の我が強く出る。

それは仕方のないことだ。

私は、今回の米めんの取り組みにあたり、「消費者視点に立った米めん造り」に徹底するようにした。それができたから、今回の商品開発ができた。

私が米めんの取り組みで商品開発を徹底できたのは、米めんについて知識がなく、何も知らなかったからである。

by a-wakui | 2009-10-24 16:50

「将来の日本のモデル農業を創る夢」   

大潟村は、今年で立村45年になる。

将来の日本のモデル農業を創造するために、大規模稲作の機械化一貫体系のモデル農業を目指し、日本第2位の湖、八郎潟を干拓してできた新生の大地である。

残念ながら、41年前の営農開始と同時に、米の過剰により減反政策が始まった。

大規模稲作のモデル農業を創る夢は挫折することになり、それから41年、国は米の消費拡大策を前面に打ち出した。

米の増産政策である新規需要米政策を農業政策の柱にすることにした。

大潟村は、立村以来45年間果たせなかった、将来の日本のモデル農業を創る夢を叶える可能性が出てきた。

大潟村は、今こそ全村挙げて新規需要米の作付に取り組み、併せて米粉の商品化に取り組むことで、日本のモデル農業を創造することができるのではないか。

by a-wakui | 2009-10-23 17:03

「新しい消費拡大政策」   

戸別所得補償と併せて、新規需要米政策のことも報道されている。

先日は、具体的に大豆、小麦を作付した場合、加工用米・飼料用米・米粉用米を作付した場合の補助金額も新聞に出ていた。

一見した限りにおいては、農家の多くは大豆や小麦を止めて加工用米や米粉用の米を作付する農家が多くなるのではないか。

しかしながら、加工用米や米粉用の米を作付するためには、生産者が実需者と直接契約することになっている。

自分で実需者を見つけられない農家は、飼料用米として安く販売するしかない。

それが嫌なら、自分が実需者となって家畜に食べさせるか、加工食品を作って
販売するしかない。

日本の農業政策は米の需給調整のため、40年間生産調整を続けてきた。

残念ながら、40年経っても100万haの減反をし、500万tの米が余っているのが現実だ。

日本人はこれ以上、粒食としてのご飯は食べない。

国も、新規需要米政策で米の新しい消費拡大政策を始めた。

日本中の米作り農家も、単に新規需要米の作付で補助金をもらうだけでなく、自分で米の消費拡大方法を考える時が来たのではないか。

by a-wakui | 2009-10-22 16:35

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