「日本農業の未来」   

40年前に減反政策が始まった時は、稲作面積が280万ha、10ha当りの収量が500kgで、総生産量が1400万tであった。
この総生産量を、減反により減らすことが、減反政策であった。

そして減反政策が40年間続いたことにより、耕作放棄地が約40万haになった。40万haとは、生産量にすると200万tである。また農地の宅地転用面積も、約20万haで100万tになる。
そして約60万haの減反で300万tの減産をし、約160万haの米作で800万tの生産を基本としている。

40万haの耕作放棄地は東京都の面積と同じくらいだといわれているが、このほとんどが、基盤整備ができない山間地に集中している。そのため、今後米づくりに戻すのは極めて難しいと考えられる。当然のことながら、宅地に転用されたところも米づくりに戻ることはない。

そうなると、日本の米づくりができる面積は、220万haで1100万tの生産量しかないことになり、現在の生産調整はその数字を基本として計算されている。
この220万haを有効に活用し、主食用米と加工用米、また輸出用米を生産することにより、日本農業の未来を創造することが、日本の農業政策の最重要政策になる。

# by a-wakui | 2008-09-14 18:27

「最大の問題点」   

日本農業の最大の問題点は、若者の就農不足と農業従事者の高齢化である。しかし見方によっては、この問題点は日本農業にとっては最大のチャンスでもある。

農業に参入する若者が少なく、既存の従事者が高齢化しているということは、将来の農業者は耕作面積を大幅に増やす可能性があるからだ。

今までの農業は、農地の流動化がないために規模拡大ができず、コストダウンができなかった。また規模拡大ができないことにより、若者が農業に魅力を感じることができなかったため、若者の農業離れが加速した。

そのような状況が何十年も続いたことにより、日本農業は、農業従事者の過半数が65歳を超えるという状況になっている。

# by a-wakui | 2008-09-13 17:53

「もうひとつの目標」   

協会の取り組みとは別に、私自身もう1つの目標を持ちたいと考えている。
それは農業の新しい姿を創造し、社会に提案することです。

学者や評論家からは農業において様々な提案があるが、農業者からの提案は少ないというより皆無に等しい。

私自身、40年以上農業に取り組み、常に新しい農業の姿を創造し続けてきたが、どうしても協会という1つの企業の経営を通して考えていた。しかし、これから考える日本農業に対しての提案は協会の経営とは別の角度から考えなくてはならないと考えている。

# by a-wakui | 2008-09-12 19:33

「自分の理念」   

協会はこれからも、1つの企業として、お客様のために、商品やサービスの品質を向上させるために全力で取り組んでいく。
そのことが、社員や生産会員の幸せに役立つことができると考えているからである。

世の中の全てのことがそうであるかもしれないが、自分の幸せのために他人を踏み台にするのではなく、自分が人の幸せのために何かをすることによって、その人が自分を幸せにしてくれるのではないか。

そのために協会では、人が幸せになれるように、商品やサービスの向上に取り組みたいと考えているが、そのためには、自分の理念を磨くこともとても大切なことと考えている。

# by a-wakui | 2008-09-11 17:59

「農業の選択肢」   

私は協会の経営を通して、日本の農業の方向性を提案し続けてきた。
協会の取り組みは、農業の数多い選択肢の中の1つである。21年前に、お米の個人産直をビジネスとして始め、当時は日本の多くの農家の方に影響を与えたが、今では、お米の個人産直は普通のことになった。

私は協会だけが取り組むことができても、他の方ができないのではだめだと考えている。協会ができることは、他の方にもできる。そのことにより日本の農業は変わっていくことができると考えている。

協会がこれから取り組むことは、今まで以上の商品やサービスの品質の向上であり、上限はないと考えている。

商品やサービスの品質の向上は経営者の理念の表現であり、経営者が「ここまでで良い」と考えたら、そこで止まってしまう。しかし、経営者がもっと上を目指せば、皆がそこまで向上させようと考え、行動する。

# by a-wakui | 2008-09-10 18:30

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