「米の輸入」   

日本の全ての政策は、外圧によってしか変わらないと言われるが、農業政策もその代表的なものだ。

国内の過剰生産で米が余っているのに米の輸入が義務化され、毎年70万t以上もの米を輸入しなければならない。そこには様々な理由があるのだろうが、その輸入米を海外援助や輸出することも自由にはできない。今回、フィリピンへの輸出がようやく認められたのは、日本の力ではなく世界情勢の変化である。

残念ながら、生産調整を廃止しても、農業者が農業に夢を持ち、積極的に農業に取り組むことはないだろう。農業者は、自分が農業を辞める時期をすでに決めてしまっており、その時期は着実に近づいている。

# by a-wakui | 2008-06-05 16:47

「食糧不足」   

正月明けには、米価の値下がりにより減反政策の強化が叫ばれていたが、今では国際情勢を背景にして、減反政策の廃止が叫ばれるようにもなった。

現実的に、EUでも減反政策の廃止を決めている。
現在の減反政策は、水田280万haに対して収量500kg、全生産量1400万tという40年前の数字を根拠に、需要量に応じた生産面積を割り出している。

減反政策を始めて40年経ち、農地の宅地化に伴い耕作放棄地がたくさん出来たため、現在の水田面積がどのくらいあるのか、またその面積の中に米を植えられる面積がどのくらいあるのかはよくわからない。

そのため、減反政策を廃止しても、実際にどれだけの生産量があるのか、よくわからないのではないだろうか。
世界中で穀物の輸出規制が始まると、日本に対する輸出圧力は激減する。世界中には、食糧不足の国がたくさんある。

# by a-wakui | 2008-06-04 15:42

「大きな変化」   

私は今回の3ヶ年計画の減反政策後の平成22年から、減反政策の廃止、または完全なる
自由選択になり、日本の農業が新しい方向に動き出すことを予測し、協会の生産者会員に
平成22年から新しい農業の時代が来ることを説明してきた。

しかしながら、参議院選挙で与野党逆転となり、減反政策の強化や米価誘導等、まるで10年前に逆戻りしたような政策になった。
そして平成22年より、減反政策等の未参加者にペナルティの法制化を検討するよう、さらに減反政策が強化されるような話も出てきた。

このままでは、農業に対して意欲を持つ人が日本中で誰もいなくなるのではないかと不安になった。ところが、バイオエタノールの需要増、輸入小麦の値上がり、世界的な穀物の輸出規制、米価の国際価格の上昇と、世界情勢の変化により日本の農業政策も大きな変化が望まれるようになった。

# by a-wakui | 2008-06-03 15:56

「就農不足と高齢化」   

私は21歳の時大潟村に入植し、それから39年、今年で60歳になる。
入植と同時に減反が始まった。減反政策に対応しながら、これからの農業はどうなるのか、その勉強を30年前から続けてきた。

私は30年前から、将来の日本の農業(30年後の現在)は、若者の就農不足、従事者の高齢化により農業従事者は激減し、1人当たり100ha~200haの農地を耕作しないと維持できなくなるだろうと予測し、学んできた。

そして、あれから30年、予測と現実に若干のずれはあるが、農業情勢が当時の予測と同じ方向に向かっていることは間違いない。

# by a-wakui | 2008-06-02 12:35

「成功への近道」   

協会では6月中に工事を完成し、7月上旬から米粉を出荷できるようにするための準備を始める。

米粉を何に使用するかによって、米の細かさや価格が違ってくる。米粉にどのような付加価値をつけられるかが、これからの課題だ。
発芽玄米の粉、カルシウムやビタミン入りの粉、雑穀粉との混合等々、様々なアイデアが必要になる。
米粉は、最初に米価をどうするか、次に精粉単価をどうするか、そして付加価値をどうするか。

どんな商品でも、どんな事業分野でもそうだが、1つ難題を解決すれば次の難題が出てくる。その難題を解決することに人生の楽しみ、ビジネスの楽しみがあることを感じられるようになって初めて、一人前になるのだ。

取り組む事業が失敗するか成功するかは時の運でもあるが、常に難題に取り組み続けることが成功に近づく一歩であり、近道でもある。

# by a-wakui | 2008-06-01 09:46

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