「企業の農業への参入」   

イオンが秋田県の農家と米の契約栽培に取り組むことが新聞に掲載され、その後、イトーヨーカドーも農業に参入すると報道された。
企業が農業に参入することは、以前から報道されてはいるが、企業のPR効果が中心で実態に乏しいのが現実だ。

さらに、農協が企業の農業への参入を極端に恐れているため、企業の農業参入は進まない。企業の農業参入を許せば、農地が企業に買い占められるのではないかと反対しているらしいが、企業は投資対効果を求めているのであり、効果を得ない農地の買占めは行わない。
また、日本中には買い手のない農地が何十万haもあるのだから、企業が農地を買ってくれるなら、どんどん買ってもらった方がいい。

企業が農業に参入することで、今までの農家とは異なる発想を農業に持ち込んでくれることを期待している。

# by a-wakui | 2008-06-24 10:54

「米粉の製粉方法」   

米粉のことを調べていくと、様々な製粉方法があることがわかった。同じ米粉利用の商品でも、製粉方法によって出来上がりの商品が異なる。

① 生米を製粉する

② 水洗いしてから製粉する

③ アルファ化して製粉する

④ 膨化させて製粉する

以上のように、大きく分けて4種類類の製粉方法があり、さらに粉の大きさによっても利用
方法は異なる。
米粉に取り組むには、製粉方法によって異なる米粉の利用方法を調整しないと、提案する
ことができない。
協会では、①~④の全ての製粉に取り組むことができるので、そのことを強みとし取り組
んでいくようにする。

# by a-wakui | 2008-06-23 15:31

「加工用米の定着」   

加工用米を定着させるには、いくらかの前提条件を整備しなければならない。

① 加工用米のコストを下げるには、主食用米の1.5~2倍の超多収品種の開発が急務である。

② 加工用米は、主食用米とは利用方法が異なるため、主食用米に必要な粘り、味などは重要ではないし、粘りは加工用米には邪魔になる。高タンパク、低タンパク、高アミロース、グルテン含有等、米の品質に対する考え方を変えなければならない。

③ 米と小麦では成分が違うため、製粉の概念が異なる。そのため、米専用製粉機の開発が急務である。

④ 米粉の加工品開発が急務である。

⑤ 国の農業予算を、加工用米の品種開発や商品開発、国民に対する米粉商品の優位性の啓蒙活動や、製粉機の開発に重点配分する。

以上により、主食用米が不足したら主食用米の生産を増し、主食用米が余れば加工用米の生産を増やす、「主食用米と加工用米の輪作」という全く新しい考え方の農業政策が実現できるのではないか。

昨年の秋にこのような提案をしても、加工用米はもっと安くなければだめだという話が出ただろう。しかし、小麦の価格が上がり、安い米の輸入もなくなる時代が突如訪れた。
しかもそれは一時的なものでなく、恒常的なことであると言われている。

日本が唯一自給率100%を超えるのは米である。この米を有効活用して、小麦の代わりにできないのか。小麦も米も、主要成分はデンプンである。デンプンの食べ方を、米は粒に、小麦は粉にしてきただけである。米を粉にしたら、新しい食の時代が拓けるのではないか。

# by a-wakui | 2008-06-22 10:39

「広がる耕作放棄地」   

日本各地で耕作放棄地がどんどん広がっている。そして農家は農業の将来に希望を失い、心の中の耕作放棄面積は、現在の耕作放棄地の何倍もある。
心の中の耕作放棄を現実のものとしないため、減反による米の需給調整の考え方を、根本的に変えなければならないのではないか。

私は、米を畑作に変える減反政策を見直し、米を植えながら減反政策の実効性を保つため、加工用米を減反政策の中心とし、「主食用米と加工用米の輪作」を新しい農業政策にするべきではないかと考える。

当然のことながら、畑作に力を入れたい方には、今まで以上の支援が必要だと考えている。しかし、それは強制ではなく、喜んで畑作を行える環境を整備することで、畑作の専業農家が育つような政策を推進してほしいと考えている。

# by a-wakui | 2008-06-21 17:38

「日本農業の崩壊」   

日本が米余りに40年間翻弄され続けている間に、世界中の食糧不足が深刻となってきた。
今こそ日本の農業関係者は、「日本の米を守る」というこだわりを大事にしながらも、米を守るために「減反を継続しなければならない」という固執を捨てなければならない。

こだわりと固執は違う。日本人は、これからも米を主食とする人が大多数であることには、変わりないと思う。
しかし、今のままでは守りたい米を守れなくなることを知らなければならない。

日本の農業者の過半数が65歳以上であり、若者はほとんど就農しない。このままでは、日本の農業は崩壊してしまう。そしてその現実へ着実に進んでいる。

# by a-wakui | 2008-06-20 16:22

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