「兼業農家と畑作」   

40年間減反政策を進めながら畑作が定着しなかったのは、日本の農家のほとんどが兼業農家だったからである。

なぜ、兼業農家だと畑作が定着しないのかというと、畑作はとても手間がかかるため、農業以外に仕事を持った人が取り組むことができないからだ。
米づくりという手間のかからない農業が中心だからこそ、兼業農家という日本独特の農業が形成されたのである。

日本の畑作では、米が育ちにくい北海道や高原地帯で大豆・小麦・レタス・大根・馬鈴薯等の大規模畑作農家、都市近郊では、面積は少ないが、排水の良い丘陵地帯でハウス栽培を中心とした換金性の高い畑作専門の専業農家が育った。
東北にも一部の畑作農家はいるが、それは減反政策の結果ではなく、減反政策の前からの畑作農家である。

# by a-wakui | 2008-06-17 17:57

「減産のための畑作」   

昭和45年から、米を減産するための減反政策が始まり、今年で40年になった。

この40年の間に、小麦・大豆・野菜・果物等々、様々な作物が植えられたが、残念ながら、一部の地域を除いて、定着したとは言い難い状況である。
その理由は簡単である。米の減産のために、野菜作りに適さない土地に野菜を植えたからだ。
日本は米を増産するため、可能な限りの土地を水田として利用してきた。どうしても、米を植えるための水を入れることのできない土地が、畑作地として残っただけである。

また、稲作のための基盤整備と畑作の基盤整備は、根本的に違う。水田を畑作用地に改良するためには、水田整備の何倍もの費用がかかる。
また、日本は粘土質の土地が多く、雨も多いため、水田としてはとても良い環境であるが、少しの雨でも土がぬかるみ、ベトベトするため、畑作地には向かない。

それは、40年間の減反政策で畑作が定着しなかったことが、現実として教えてくれている。

# by a-wakui | 2008-06-16 11:09

「食糧安定・解決への道」   

農業に関わる行政担当者も政治家も学者も、多くの人達が本当は、将来の食糧不足問題の解決策を知っている。
40年以上も続いた減反政策を解決し、また日本農業の将来に夢と希望を提案し、将来の国民の食糧の安定について、知っていながら本当の考え方を述べることができないでいる。

当然のことながら、その道を築くには解決しなければならない様々なたくさんの問題がある。そのためには、最初の一歩を踏み出さなければ何も生まれない。
私はこれらの問題解決のために、次の提案をし、その提案に沿って様々な意見を求める。

① 農水省を食糧産業省とし、「生産・加工・販売・輸出入」等の、食糧の安定確認に関わる全 てに対応する。

② 減反政策を見直し、自由作付けにする。

③ 自由作付けにより発生する余剰米は、加工用米や輸出米とする。

④ 加工用のための多収品種と、麺・パン等の加工適性の高い品種開発を急ぐ。

⑤ 主食米と加工用米の輸作体制の確立により、水田の維持を図る。

⑥ 米の他用途利用のための品種開発と加工品開発、そして米の輸出のために農業予算を集中する。

⑦ 農業の民間企業の参入障壁を撤廃し、民間企業の参入を急ぐ。


今回の提案は、農業は生産だけでなく、「生産・加工・販売までを含め農業とする」との考えを明確にするため、農林水産省の立場について述べた。
そして、40年間減反することが中心だった米政策を、米の他用途利用の開発を中心とした米の増産計画を提案した。また、将来の農業者の減少に向けて、数百ha規模のモデル農場の設置を進め、現在の農業との違いを明確にし、さらに米の輸出を目的とした米の加工を政策の中心に置いた。

これらの政策は、単に減反政策を見直せばよいというのではなく、日本の米政策を根本から見直し、米の他用途利用に正面から取り組み、重要な輸出商品としての考え方を明確にするべきと考える。

私のブログを見ている多くの方の意見を寄せてほしい。

# by a-wakui | 2008-06-15 14:39

「日本の減反政策の矛盾」   

世界的な食糧不足が叫ばれている中、日本だけが減反政策を続けていることにこれから矛盾が吹き出してくる。
しかしながら、急に減反政策をやめたら米価の変動が起きだろう。

世界の事情と国内の事情の中で、どのような政策を立て、世界の中で日本がどのようにリーダーシップを取り、そして国内農業の振興を図り、また将来の日本国民の食糧問題の解決を図ることが大事だ。

# by a-wakui | 2008-06-14 10:13

「日本農業の将来」   

減反をやめたら本当に米価が下がるのか。今、日本の米の生産力は本当のところ、どれくらいあるのか、5年後、10年後の米の生産力はどれくらいになるのか。

私も農業の現場にいながら正確にはわからない。わかるのは、日本の農業者の過半数が65歳以上であり、若者の就農が少なく、近い将来、一人で数百haも耕作しなければ現在の生産量が維持できなくなることだ。

40年間も減反政策を続け、何の方策もなく今すぐ減反中止ということになれば、単純に考えても米価は下がるだろう。
そして農家は米作りをやめ、米価が上がることになる。

そんな単純なことの繰り返しでは、行政も政治も不要だ。
ここに政策が必要となる。

# by a-wakui | 2008-06-13 08:34

ブログトップ | ログイン