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雨の合間に暗渠を進める   

一週間ほど晴れ間が続いたが、また一週間ほど雨が続きそうだ。

8月中旬以降、一週間おきに雨が降っており、その雨が9月10月と続き、圃場もとても軟らかくなった。

道路側の軟らかい所や、排水の悪い圃場は、稲刈りで壊れたところがたくさんできたので、トラクターの溝掘りに続いて、これから手作業による排水作業がある。

暗渠もまだ40本ほど残っているので、雨の合間にやらなければならない。

暗渠が終わったら、草刈りをやりやすいように、畦畔通しを行わなければならない。




# by a-wakui | 2025-11-09 16:02

個人経営の延長線上では限界になる   

北海道より、玉ねぎ農家が視察に来られた。

北海道の玉ねぎ農家は、玉ねぎ栽培の専門家であり、栽培技術を教えるものはないので、私の農業に対する考え方を説明した。

また、参加者の多くは、10ha前後の玉ねぎを栽培しているが、玉ねぎ専業と稲作との複合経営もあった。

玉ねぎの専門家に玉ねぎの話をしてもしょうがないので、今後の取り組みの考え方として、個人での投資をやめ、参加者全員で新たな農業法人を設立し、その農業法人が設備投資をし、農地を増やすことを提案した。

その場合、個々の経営をそのまま継続すると法人経営は難しいので、個々の経営を辞めて、新しい法人を最大限活用することを提案した。

これからの農業は、個人経営の延長線上では限界になるのではないか。




# by a-wakui | 2025-11-07 16:05

クマの目撃情報がますます多くなっている   

毎日、クマの被害が放送されている。

大潟村でも、10月中旬から今日までで、クマ3頭が駆除されたとのことだが、まだ残っているのではないかと言われている。

周りを湖に囲まれている大潟村でも、クマがこれだけ現れるのだから、周りを林に囲まれている中山間地の農地は、どれだけ多くのクマが出るのかわからない。

冬が近づいてきたのか、県内のクマの目撃情報がますます多くなっているが、学校や役場等にもクマが侵入してくるとのことなので、どのように注意したら良いのか。




# by a-wakui | 2025-11-06 16:00

クマと出遭うリスクを常に覚悟しなければならない   

昨日、今日と、中山間地の農業地帯をドライブし、クマが現れそうな場所の確認をしたが、農地の周りは皆、山林地帯で、どこからクマが出ても不思議ではない。

住宅地にクマが出ると大騒ぎになるが、山間地の農地には数えきれないほど多くのクマが出ているのではないか。

中山間地の農業を継続するため、農業法人を設立することを考えてきたが、これだけ多くのクマが出没するとなると、山間地の農業を継続することは難しくなるのではないか。

農業は、畦の草刈り、肥料播き、田植え、稲刈りと、一年中クマと出遭う心配をしなければならない。

秋田県をはじめとして、全国の農業地帯は、クマやイノシシと出遭うリスクを常に覚悟しなければならず、中山間地農業を継続する新たな課題が出てきたのではないか。




# by a-wakui | 2025-11-02 15:30

NHKで東北タイムカプセルが放送された   

青森県鶴田町の議員が来社された。
ジャパン・パックライス男鹿の工場を見学したいとのことなので、パックライス事業について説明をしたが、パックライス事業は多額な投資がかかるので、簡単にはできない。
パックライス事業を進めるには、死に物狂いで頑張る人がいなければできない。
また、パックライス事業には大量の原料米が必要になるので、原料米を生産する体制も必要になると説明した。

夜8時より、NHKで「東北タイムカプセル」が放送された。
明治時代、東北は冷害のため、米作りには不適な土地とされていた。
冷害の年、山形県で、実りのなかった田に、3本実入りのある稲を見つけたことから、東北の稲作りの新たな世界が始まった。
発見された稲は、4年かけてテスト栽培が進められ、冷害の年でも実入りが良いことが確認された。
冷害に強い稲は、発見者の名を取って「亀の尾」と名付けられたが、亀の尾は他の品種と交配され「陸羽132号」となり、更に冷害耐性が強くなった。

その後、陸羽132号は、岩手県の花巻で宮沢賢治によって普及されたが、戦後の日本は食料不足で、米の増産が急務であった。
食料不足解消のため大潟村が干拓されたが、入植と同時に減反政策が始まり、減反に従わないで植えられた稲は、青刈りをさせられた。
それでも米を作り続けると、今度はヤミ米として村内の出入り口に検問所が設置された。
その環境の中で、私が米の産地直送に取り組んだことが放送された。

冷害に強い亀の尾の発見、陸羽132号の普及と並んで、私の取り組みも紹介されていたが、この取材の最中は、米不足に対応するため、米の増産が最重要政策であった。
しかし、取材後に政権交代があり、増産政策から一転、減反政策が始まった。
東北タイムカプセルは、過去の農業の歴史を放送したので、増産政策から減反政策になったことまでは放送しなかったが、今回の政策変更は、日本の農業環境の現状を反映しているのではないか。

圃場の方は、3工区の暗渠100本が終了したので、来週から2工区の暗渠作業を始める。
毎日、雨が降っており、圃場での仕事は大変だが、これから一日一日と寒くなるので、少しでも仕事を進めておかなければならない。




# by a-wakui | 2025-10-31 21:27

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