若者の指示を得られるCMを   

昨日は、大潟村米粉プロジェクトの完工式があった。

全プロジェクトの完成が予定より一年遅れたが、それは米粉事業の難しさを表してもいる。

米粉用米の作付は、補助金が出ればいくらでも生産を増やすことができる。

しかし、米粉食品の普及は、そういうわけにはいかない。

米粉食品の普及を進めるには、新しい食文化の受け入れが比較的容易な、若者に指示を得られるCMが必要だ。

若者にもっとも人気のある「AKB48や嵐」等の人気グループに、一年間、米粉食品のCMに出演してもらえば、米粉食品の普及は間違いない。

生産者に出す米粉用米の補助金を減額しても、米粉食品の普及が進めば、米粉用米の販売単価を高くすることができる。

米粉用米を、飼料穀物の代わりに家畜に食べさせることはできるが、飼料用としての生産では、米粉用米の販売米価を上げることができず、いつまでたっても補助金頼みになる。

人間が食べる米粉食品の普及なくして、米粉用米の事業の安定は難しいのではないか。

by a-wakui | 2011-11-05 17:45

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