「変化する労働力」   

NHKや朝日新聞で、食に関するニュースが報道された。
ひとつは、インドや中国が農産物の輸出国から輸入国に変わったため、タイやベトナムの米価が上昇しはじめたこと。もうひとつは、日本のレタス産地が、中国人労働者がいなければ産地を維持できなくなっているということだった。

中国人は、日本で7ヶ月働くと中国で4年分働いた収入になるという。また、驚くことに、日本人が呼びやすいように、日本名が付けられて来るという。
農産物も加工品も中国から輸入し、労働者も中国から来るという。一体、日本人は何をするのだろうか。

日本の若者は農業を嫌い、農業者は高齢化により過半数が65歳を越えたという。日本人の高齢化は農業界が一番早く、結果として、農村が高齢化社会を迎える。そして、中国人だけが日本の労働力になる。
食も中国に、労働も中国に、現実はもっと進んでいるのかもしれない。

by a-wakui | 2008-04-23 14:29

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