「食糧安定・解決への道」   

農業に関わる行政担当者も政治家も学者も、多くの人達が本当は、将来の食糧不足問題の解決策を知っている。
40年以上も続いた減反政策を解決し、また日本農業の将来に夢と希望を提案し、将来の国民の食糧の安定について、知っていながら本当の考え方を述べることができないでいる。

当然のことながら、その道を築くには解決しなければならない様々なたくさんの問題がある。そのためには、最初の一歩を踏み出さなければ何も生まれない。
私はこれらの問題解決のために、次の提案をし、その提案に沿って様々な意見を求める。

① 農水省を食糧産業省とし、「生産・加工・販売・輸出入」等の、食糧の安定確認に関わる全 てに対応する。

② 減反政策を見直し、自由作付けにする。

③ 自由作付けにより発生する余剰米は、加工用米や輸出米とする。

④ 加工用のための多収品種と、麺・パン等の加工適性の高い品種開発を急ぐ。

⑤ 主食米と加工用米の輸作体制の確立により、水田の維持を図る。

⑥ 米の他用途利用のための品種開発と加工品開発、そして米の輸出のために農業予算を集中する。

⑦ 農業の民間企業の参入障壁を撤廃し、民間企業の参入を急ぐ。


今回の提案は、農業は生産だけでなく、「生産・加工・販売までを含め農業とする」との考えを明確にするため、農林水産省の立場について述べた。
そして、40年間減反することが中心だった米政策を、米の他用途利用の開発を中心とした米の増産計画を提案した。また、将来の農業者の減少に向けて、数百ha規模のモデル農場の設置を進め、現在の農業との違いを明確にし、さらに米の輸出を目的とした米の加工を政策の中心に置いた。

これらの政策は、単に減反政策を見直せばよいというのではなく、日本の米政策を根本から見直し、米の他用途利用に正面から取り組み、重要な輸出商品としての考え方を明確にするべきと考える。

私のブログを見ている多くの方の意見を寄せてほしい。

by a-wakui | 2008-06-15 14:39

<< 「減産のための畑作」 「日本の減反政策の矛盾」 >>

ブログトップ | ログイン