「本当の食の安全・安心」   

今回の事故米の転売問題や、食品偽装の問題を通して多くの方から、「ようやく協会の時代がきたね。」と言われる。
協会が何十年も取り組んできた「食の安全・安心」への取り組みを評価して頂き、協会に対しての励ましの言葉として真摯に受け止めている。

今回の事故米の転売問題は、米に人生を懸けてきた私にとっては、本当に情けなく悲しい事件だ。また、安ければ良いとする食品業界全体に対しての警鐘とも考えている。
価格が安いことも大事だが、消費者が本当に求めているのは、安全や安心を度外視してまでもの価格ではなく、安心と安全が確保された上での価格ではないだろうか。

「食の安全・安心」のためのコストをどのように考えるのか。今、日本の国民全員で考える時期がきたのではないか。
そして、本当の「食の安全・安心」の問題とともに、将来、日本人は十分な食を得ることができるか否かということにも気づき、その対応に向かって大きな決断をする時期でもあるのではないか。

by a-wakui | 2008-09-26 08:39

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