「生産・加工・販売の課題」   

私は、100万haの減反面積で生産される500万tの米を、どう利用すれば減反しなくても良い政策ができるのか考えている。

そして、そのためには主食としての利用以外の米粉商品の開発が必要であると考え、米めんの開発に取り組んでいる。

私は、新規需要米としての米めんではなく、通常の米を利用しての米めんづくりを考えている。通常の米を利用して米めんをつくることができれば、新規需要米としての補助金を出す必要がなくなり、いずれ新規需要米の補助金が無くなるのであればそのことを納得して政策を受け止めなければならないからだ。

今は、新規需要米をつくる生産者とそれを製粉する会社、そして米粉を利用して商品をつくる会社がそれぞれの動きをしている。

「生産・加工・販売」にかかわる方がそれぞれの立場で活動しているため、どうしても原価が高くなり、小麦粉利用の商品との価格競争に負けてしまう。

また、米にはグルテンが無いので小麦粉商品との品質競争に弱い面があることも大きな課題である。そのような課題を乗り越えて米粉の利用拡大をすすめていくにはどのようにしたら良いのだろうか。

by a-wakui | 2009-06-02 16:43

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