「現在の米めんに足りないところとは」   

昨日は、私の2つ目の提案として、「米の粒食文化と粉食文化の融合」について紹介させてもらった。

先にも申しあげたように、私は、「米の粉食文化」の確立なくして、米の消費拡大はできないと考え、米の消費拡大を他人任せにするのではなく、自分の農業人生の集大成として、できるところまで挑戦してみようと、米粉の利用方法の開発に取り組んだ。

私の、今回の「米めん」に対する取り組みでとてもよい経験になったのは、15年前にも米めんに取り組んでいたため、現在の米めんの足りない部分を知っていたことである。私が15年前に米めんに取り組んでいなかったら、他の方と同じような米めん造りに取り組んでいたことだろう。

それは、現在の米めんが駄目というのではなく、現在の米めんを全国展開し一般の市場に導入するには、品質とコストの面で無理があるのでないかということだ。

私は、米めんを全国展開し、数十万トンの量を販売するには、新しい視点を持った米めん造りに取り組まなければならないと考えている。

by a-wakui | 2009-06-21 16:23

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