「これからの農業経営」
トラクターは田圃を耕耘したり代かきをする道具であり、田植え機は田植えをする道具である。また、コンバインは稲を刈る道具である。同じように、水田は米を育てる道具であると考えなければならない。
農地を購入するのは一般的には数十haまでである。100haを超えるようになれば数十億円になり、1000haは数百億の借入金を抱えることになる。
農業は数十億円の借金をし、数百億円の借金をすることで利益が回収できる産業ではない。農業は生産の場において、極力コストを下げるようにし、加工や販売の面において積極的な投資をしなければならない。
これからの農業経営は、可能な限りのコスト削減によって、初めて存在が許される産業になるのではないのか。
▲ by a-wakui | 2008-07-31 14:45