「とにかくやってみる」   

私が目標する1万tの米めん工場が、日本の農業政策にどのような影響を与えるのかはわからないが、私が1万tの米めんを販売することができれば、大きなインパクトになることは間違いないだろう。

しかし、何ごともそうだが、どんなことでも、とにかくやってみることである。

考えているだけでは何も進まない。歩きながら、走りながら考えれば良いのだ。

物ごとに躓きながら考えることにより、良い考えが生まれる。

米めん事業はまさにその通りだ。

一歩前に出ることなく何ヵ月考え続けたとしても、何も生まれなかったことだろう。

それよりも、米めんは誰が食べるのか?どこに売ったら良いのか?果たして売れるのか?と、次から次へとマイナスの考えが生まれて、結局は何もしないことが良かったということになる。

世の中に、成功が保証されている事業は一つもない。仮に成功が保証されている事業があるなら皆が始め、市場はすぐに一杯になってしまうだろう。

ビジネスは成功の確率が低い程、挑戦する価値があるものだ。

今回の米めん事業は、ぼたもちや大福等の嗜好品と違って、米に匹敵するマーケットが開発できる可能性があるのではないか。

私は、私の人生をかける価値のある事業になると信じ、米めんに取り組んだ。

# by a-wakui | 2009-09-16 13:42

「しっかりとした実需者の開拓」   

私がなぜ1万tの新規需要米で米めんを造ろうとしているのか、その理由はこうである。

現在の新規需要米政策では、新規需要米を生産する際、生産者は実需者を探して実儒者と契約をしなければならない。

実需者がいないのに新規需要米を生産すれば、それはエサ米になるしか方法がない。そうなると価格が下がり、生産者手取りも安くなる。

また生産者にとっても、自分の作った米がエサ米になるしか使い道がなければ、とても悲しいことだ。

そうならないために、しっかりとした実需者を探し、その実需者との契約によって新規需要米の作付けを始めなければならない。

私は、今回の米めんの取り組みを通して、協会の生産者会員はもちろんのこと、多くの仲間達に、平成22年産米において新規需要米作付けを勧めている。

数十人の仲間に話したところ、ほとんどの方より来年から新規需要米に取り組んでも良いという了解を得た。

平成22年産米においては、最低でも200人以上が新規需要米に取り組むのではないか。

そのためにも、私は、米めんの営業先の開拓を急がなければならない。

# by a-wakui | 2009-09-15 12:53

「当面の目標として年間1億食の米めん」   

製めん工場の第一期予算は、概ね2億円である。

月間500万食へ能力を上げるためには、もう1億円程の融資が必要になる。

月間500万食では、年間6000万食になり、年間10万俵の米が必要になる。

大潟村で新規需要米が生産されれば、最低でも1万tは生産されるので、製めん工場も1万tの能力まで上げなければならない。

1万tの米は17万俵になり、年間で1億食の米めんになる。

1億食の米めんが、どのような商品になるのかは分からないが、当面の目標として、1万tの新規需要米を米めんとして製造販売できることを目標にする。

# by a-wakui | 2009-09-14 17:22

「真正面から取り組んだ結果」   

私本人でも、なぜ、ここまでの米めんの開発ができたのか、自分自身不思議に思う。

「その理由は何か」と問われれば、「自分自身が本気になって新しい米の消費拡大に取り組んだ結果」と考える。

新規需要米について、多くの食品メーカーは、既存の加工用米の延長でものを考え、新規需要米の用途の拡大解釈を先行してきた。

私も当初は、その点について述べたが、新規需要米としての商品開発ができなければ、米の消費拡大はできない。

「新しい米の商品開発をしなければ、新規需要米に取り組む意味がない」。その想いを持って、真正面から、米の新商品の開発に取り組んだ結果、様々な商品開発ができた。

本当に様々な商品開発ができ、ここに詳しく書くことはできないが、どれも月間100t単位の商品の可能性があるものばかりだ。

# by a-wakui | 2009-09-13 17:19

「製めん機、乾燥機の導入間近となる」   

製めん工場はプレハブが建ち始め、ようやく全体像が見えるようになってきた。

週明けより、製めん機、乾燥機の導入が始まる。

製めんの場所は、月間500万食できるようになっているので、月間100万食分の製めん機3台では、4分の1しか使わない。早く月間500万食に近づけたいものだ。

製めん工場の建設を進めながら、米めんの多様な試作を繰り返しているが、当初考えてなかった様々な分野の米めんの開発の可能性が出てきた。

今回、取り組んでいる「米めん」と一口に言っても、ショートからロング、生めんから茹めん、乾燥めん、白米めんから発芽玄米めんとあるが、どの分野の商品一つとっても奥が深く、とても開発の幅が広い。

大手のコンビニ、製菓・パンメーカー、ハンバーガーチェーン、惣菜メーカー、生協、学校給食等、あらゆる分野で商品を進めようとしている。

# by a-wakui | 2009-09-12 17:06

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