「急がれる米めんの最終形の決定」   

7月に入ると、毎週のように卸の展示会がある。

展示会を通して、来場者への米めんの紹介を進めているが、とても多くの方に関心を持って頂いているようだ。

来場者は、「外食、ホテル、コンビニ、製造メーカー、事業所給食、通販」等、様々な業種業態の方達である。

早く最終的な商品の形を決定して見積もりを提出したいが、お客様の要望も多く、その要望の全てに応えようとしているので、見積もりも遅れがちになっている。急がねばならない。

米めんに取り組んで3ヵ月、「生めん、茹めん、乾めん、味付けめん」、「白米めん、玄米めん、発芽玄米めん」、「ロングパスタ、ショートパスタ」と、皆造ってきた。

協会でも、開発、製造、営業の全社員が一体となって取り組んできたからこそできたことだ。

# by a-wakui | 2009-07-18 17:08

「農業の新しい世界を拓くという強い想い」   

私は、22年前に米の産直を始めた時も、単に自分の利益だけを考えたことは一度もなかった。

他の人が自分のことをどう考えていたかはわからないが、私は、常に自分の行動が農業や農村の発展につながり、社会の発展につながるようにと考えてきた。

その想いがあったからこそ、様々な困難な出来事の中で、協会が今日までくることができたと思っている。

今回の米めんに対する取り組みも同じである。日本の農業の新しい世界を拓くという強い想いを持って、米めん事業に取り組んでいる。

そのためには、目標は大きい程良いので、1万tの米めんの製造販売に取り組むことにした。

大きな目標を立て、その目標に向かうことで、様々な商品開発ができた。

達成不可能と思われた目標も、達成可能な目標に近づいたのを実感している。

# by a-wakui | 2009-07-17 16:38

「要望を全て受け入れることが品質向上につながった」   

私は、今回の米めんの取り組みを、行政や生産者視点から考えるのではなく、米めんを食べる消費者視点から考えるようにした。そのために、お客様の要望は全て受けることにした。

当然のことながら、会社が赤字になり、経営が継続できなくなるような要望は無理であるが、それ以外は全て受けるようにした。

お客様の要望に全て応えることで、協会の米めんの品質向上が短期間でできた。

さらに今回の取り組みは単に協会の事業ということだけでなく、日本の米農業の方向性を決める事業であると考え、そのために協会に何ができるのか、という想いで取り組んだ。

協会の事業のことだけを考えれば、もっと小さな目標にして、確実な利便性を得るだけにした方が良いのかもしれない。

# by a-wakui | 2009-07-16 17:19

「米めん1億食の販売という目標」   

米は、100万haを減反し、500万tを減産している。

この500万tの米を、今の食べ方とは違う食べ方のできる食品の開発ができなければ、いつまでも減反をやめることはできない。

減反をやめるためには、500万tの米の新しい食べ方を開発することである。

1億食の米めんを販売できるということは、米の、新しい食品としての開発が成功したことになる。

小麦めんは、現在、240万t程食べられているという。

240万tの10%が24万tであり、1%が2万4千tである。

私の今年の目標は、1万tであるから、小麦めんの0.4%にしかならない。

2~3年後には、小麦めんの1%である2万4千tの米めんの販売を目標にしている。

国も、10年後に50万tの新規需要米の作付けを考えている。

新規需要米のほとんどがエサ米にしかならなかったら、とても寂しいことであり、それでは米作り農業に未来はなくなる。

新しい食文化を創ることは自分一人ではできない。

一人一人の消費者が米めんを消費してくれなければ、米めん利用の新しい食文化は構築できない。

# by a-wakui | 2009-07-15 17:05

「大きな目標をたて大きな努力をする」   

米めんに取り組む時、確実にできる規模を目標にすることは簡単である。

人は、自分の立てた目標を達成するための努力をする。

そのために小さい目標に対しては少しの努力をするが、大きい目標に対しては大きな努力をすることになる。

私の立てる目標の、1万tの米めんを販売するということは、1億食の米めんを販売するということだ。

1億食の米めんを販売するには、普通のやり方では達成できない。そのため、ありとあらゆる知恵を使って1億食の米めんの販売のため努力をする。

その一つ一つの方法をここに書くことはできないが、誰にも想定できないことをしていることだけは確かである。

# by a-wakui | 2009-07-14 17:22

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