「動き続ける農業政策」   

大潟村では選挙の真最中であるが、国の農業政策は着実に動いている。湖でモーターボートは急旋回できるが、大海原でタイタニック号が旋回する時は、旋回しているかいないかよくわからない。国の農業政策も同じで、少しずつだが確実に動いているのが今の農政である。

大潟村でも耳を澄ましていると国の政策が聞こえてくる。どんなにすばらしい政策が出ても、大潟村にそれを受けとめる能力がなければ、「猫に小判」になってしまう。逆に、どんなささやかな政策でも、受けとめる側が活かすことができれば、すばらしい効果を出すことができる。

それはすべてリーダー次第である。

# by a-wakui | 2008-08-20 11:29

「それぞれの選挙戦」   

今日は、選挙の告示日である。
それぞれの候補者は、それぞれの運動を始めた。

それにしても、今回の選挙での現職の選挙運動は異常だ。政策はそっちのけで新人の小林さんの非難と中傷の一本やりだ。
小林さんの出馬について、全く事実無根の事柄を繰り返し吹聴し続ける。時によっては、力のない新人が現職を口激することはあるが、現職が新人を中傷するのは珍しいことではないか。
小林さんは、以前、現職の責任者を務め、またJA大潟村の専務を2期勤め、村民の誰が見ても、真面目で有望だと期待されている。非難されるようなことは何もないということは、誰の目から見ても明らかである。

現職が新人を中傷する時の理由は、ただ1つである。自分が負けそうな時であり、それも大差で負けそうな時である。
どこの選挙事務所でも選挙が始まると日増しに票読みを始める。その結果が徐々に出てきたのではないか。

# by a-wakui | 2008-08-19 13:35

「国の政策と大潟村のチャンス」   

今までの大潟村は、営農問題により、村内の意見を二分することはあったが、営農問題以外で村内の意見を二分することは少なかった。前回の選挙前は、市町村合併をするかしないかの議論はあったが、この時も営農問題が底流にあった。

また今回の選挙は、営農問題の対立よりも村づくりの方向性に対して、営農問題以上の本質が問われる選挙になるのではないか。国も40年間の生産調整の方向性を大きく変えようとしている。大きな変化は大きなチャンスを生む。

大潟村は政策の変化の中でチャンスをつかめるか否かが、今回の選挙にかかっているのではないか。

# by a-wakui | 2008-08-18 17:22

「大潟村の営農と選挙の歴史」   

投票日まで1週間。告示を2日後に控えて、それぞれの選挙事務所はそれぞれの運動に取り組んでいる。

今のところ、村議会議員は無投票の公算が強いため、村長選のみの戦いになる。村議選があるのとないのと、どちらが有利なのかによって迎えられた小林さんの当選の可能性は極めて低かったが、小林さんの人柄か、日増しに支援の輪が広がり、今では当選も目前である。

なぜ、短期間にここまで小林さんへの支援の輪が広がったのか。現職に対しての不満と物足りなさ、またもう1人の立候補者である高橋さんに対しての物足りなさが、大潟村村民の間に充満していたのが大きな理由だろう。
また、今まで40年間、選挙は営農問題によって、大潟村は2つに分かれて戦ってきた。その選挙の流れが大潟村の全ての取り組みの流れにもなった。

# by a-wakui | 2008-08-17 08:56

「若者の挑戦」   

41才の小林さんより6才上で、4年前に村長選挙に立候補した高橋さんの陣営は選挙前から当選ムード一色のようだ。それには理由があり、小林さんは8年前の選挙の時、黒瀬村長の責任者をしたが、今回黒瀬村長側が2つに分裂したため、自動的に対立候補である高橋さんの陣営が有利となった。

高橋さんの陣営も4年前は若者が現職に挑戦する形を取ったが、今回は黒瀬さん側が2つに分かれたため、当選確実とみて多くの支持者が集まり、毎日が当選モードのようだ。
小林さんは、立候補を決意した時から、当選の可能性は全くなかった。

若い人が立候補する時は、当選するしかしないかは問題ではなく、どのような村づくりを考えているか、その村づくりを実現するために、自分は何をしたいのか。
その村づくりに対する情熱に、人は感動し支持の輪を広げていくものだ。

挑戦者はあくまで挑戦者らしく、有権者に熱く語りかけることが必要である。
また、現職は若者の挑戦を喜び、また成長を喜ばなくてはならない。それが出てこない現職は存在価値すらなくなる。

# by a-wakui | 2008-08-16 12:58

「若者の主張」   

時代を変えようとする若者が現れれば、その若者の登場を心良く思わない古い権力者達や、その権力に群がる人達は根も葉もない噂話を作り、中傷し攻撃し、若者が立候補できないようにする。
既存の権力に挑戦する時は、「自分達は時代を変えるために立ち上がった」と主張する。それは確かににその通りだと思う。

そして1年2年と経つうちに、その想いは徐々に薄くなり、2期8年もすると立派な権力者となり、権力に群がる取り巻きに成長する。
本当の実力とは、若者の登場を喜び、若者の主張に耳を傾け、自分が忘れてしまったことを想いかえし、若者の主張を受けとめることができるか否かである。

小林さんの立候補の表明は、古い権力者やその取り巻きからみたら、確かに強烈なインパクトを与えることになった。小林さんの若さと新鮮さを目の当たりにして、自分の姿と重ね合わせて衝撃を感じたのだろう。

# by a-wakui | 2008-08-15 16:42

「新しい村づくり」   

告示を5日後に控え、立候補者はもちろんのこと、支持者達もお盆にゆっくり休んではいられない。
選挙は告示になったら終盤だと言われているが、それは大潟村においても同じだ。

大潟村には、都会のように人口の入れ替わりはほとんどないので、不投票は少ない。
過去10回の村長選挙は、大きく分けて生産調整に参加するか否かで決まった。
他の地域では、政党の支持で選挙の方向性が決まるが、大潟村では政党の反対は大きな影響を与えない。

今回の村長選挙が今までの選挙と大きく違うのは、40年間続いた大潟村を二分する選挙に飽き足らない大潟村の若者達が、自分達の村づくりのために立ち上がったことだ。
生産調整参加の是非を問わず、大潟村の幼稚園や小中学校で一緒に遊び学んだ若者達が、初めて一緒になって新しい村づくりにと立ち上がったことは、今までの選挙にはなかったことだ。

日本の農業政策も大きく変わってきた。大潟村も変わるチャンスがきた。

# by a-wakui | 2008-08-14 17:23

「40年間」   

大潟村は51年前の干拓計画の時に、将来の国際化時代に対応できる農業の姿を創造するためにできたモデル農業であり、モデル農村だった。
残念ながら、干拓と同時に減反政策が始まり、減反政策の是非をめぐって村内の意見が二分され、その状態が今日まで続いている。

40年間続いた減反政策も大きな曲がり角にきたが、大潟村の農家の感情はほとんど変化していないから不思議だ。
人間にとって40年は一生と同じ意味を持つのかもしれない。

中東をはじめとして、世界各地で宗教問題による争いを何百年も続けている。
減反政策も40年間続いたことにより、減反政策がなくなっても、減反政策に40年間参加してきたことにより、お互いに同志的統合状態になっているのかもしれない。

農業政策は大きく変わる以上に、世界の食糧事情が大きく変わっているというのにとても残念だ。

# by a-wakui | 2008-08-13 08:36

「残された10日間」   

選挙の告示は8月19日、投票日は8月24日だ。約10日後には新しい村長が決まる。候補者や支援者は、お盆だからと言って休んでいる訳にはいかない。

大潟村の人口は3千人くらいだが、有権者は2,350人くらいだ。
そのうち農家の票が1,920票、勤め人が420票くらいだと言われ、有効得票数が95%とすると、約2,230票になる。3人で割ると平均740票だ。
当然740票では落選なので、日々必死になって運動しているが、黒瀬氏は8年間勤めた現職、高橋氏は4年前に一度挑戦し、その後4年間活動した。一方、小林氏は村長選挙に出るための活動は全く行っておらず、かなり出遅れている。
この出遅れを、若さと情熱でどこまでカバーできるのか、残りは10日ほどしかない。

この10日間を、どのように活かすことができるのか。

# by a-wakui | 2008-08-12 18:19

「実行力」   

41才の小林氏の村長の立候補には、とても大きな意味がある。
今までの村長選挙は良かれ悪かれ、営農問題の解釈によって二分された大潟村の勢力図をそのまま踏襲する選挙の構図だった。
その構図に対して、大潟村で生まれ、大潟村の幼稚園・保育園そして小中学校で一緒に学んだ若者達が、その構図を否定し自分達の村づくりの戦に立ち上がり、何もない中での選挙運動に取り組んだことだ。

若い小林氏の立候補に対して、様々な中傷をする方がいるが、その中傷をする方こそが、自分の人間性の質の低さを反省する必要があると考えている。
若い人には経験がなくても、やる気さえあれば十分だ。経験や知識は役場の職員にもあるし、たくさんの先輩もいる。どんなに経験や知識があっても、実行力がなければ、図書館に並んでいる本と同じだ。

実行力のない経験や知識は、何の役にも立たない。

# by a-wakui | 2008-08-11 09:20

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