「ある知人農家の現実」
そのため、新しい補助金を出して、生産調整の参加者を大幅に増やそうとしているが、現場の農村では、なかなか思うように動かないようだ。
先日、知人の農家から聞いた話にビックリした。2ヘクタールも田圃があるのに、生活保護世帯より収入が少ないと言うのだ。その理由を聞いてみたら、2ヘクタールで200俵の米を収穫して230万円の収入があるが、機械や肥料・農薬代を差引くと100万円になったと言うのだ。
しかし、母親が介護施設に入っているのでお金がかかり、米の収入は1円も残らないそうで、生活費は作業機のオペレーターで得ているとのことだった。
いつ農業をやめようか毎日考えており、新しい機械を入れることなど全く考えられないとのことだった。
# by a-wakui | 2008-02-25 14:16