「食と農の新しい取り組み」   

21年間、米だけに取り組んできた協会が野菜に取り組む。
このことを聞いた人は、米が売れないから野菜に取り組むと思うだろうか、それとも協会が新しい取り組みを始めたことで何かが始まると思うだろうか。

道端の雑草を見て、何かを感じる人と何も感じない人がいる。
木の上の鳥を見て、何かを感じる人と何も感じない人がいる。
どちらを選ぶかはそれぞれの自由であるが、その先には大きな違いが待っているかもしれない。

私は40年以上、米づくり人生を続けてきた。途中何度も野菜に挑戦し、ことごとく失敗してきた。米は失敗しても予定の80%は収穫でき、経費も回収できる。
野菜は失敗すると100%だめになり、米作りの何倍もかかる経費は皆借金になる。
米作りは土を選ぶが、野菜作りは米以上に土を選ぶ。
主食としての米を作るためには水が絶対条件である。そのため日本人は、水の便のある、あらゆるところに米を作ってきた。
そして米が作れない所に野菜を作ってきた。米が作れないところとは、水がない所である。
野菜にとっても水は必要であるから、雨が降る直前に種をまいたり、苗を植えつけたりして、その地域特有の野菜の栽培技術が発展してきた。

そのため私は、野菜が作れない大潟村で無理に野菜を作るのではなく、米が作れず野菜作りに人生をかける農家の野菜を、会員の皆様の食卓にお届けすることで、食と農の新しい取り組みを構築したいと考えている。

# by a-wakui | 2008-05-11 15:31

「食の味、安全そして安心」   

田植えが終わったので、これからは本格的に協会の仕事に取りかかる。
何回も述べているように、食を取り巻く環境が大きく変わった。この環境の変化への対応を間違わないように、全力を挙げて取り組む。

協会は創立以来21年間、「米」だけに特化してきた。今まではそれでも良かった。
私は「こだわりと固執」は違うと考えている。
「米の味、安全そして安心」にこだわり続けることは、とても良いことだ。
しかし、それは米だけの話ではない。野菜も同じではないか。
もし米だけだと考えるとしたら、こだわりではなく固執になるのではないのか。
これからの私は、米で取り組んできた「安全と安心の取り組み」を、野菜等の他の食にも取り入れることではないか。

「米と野菜」の取り組みは農業そのものであり、人間の食そのものである。
おいしく安全で、そして安心できる米と野菜を食卓にお届けする、そんな単純でそして素朴な取り組みが、本当の仕事なのではないか。
飾らず、力まず、作る人も安心して栽培でき、食べる人も安心して食べられる。そんな農業の姿を全国に広めていく。それが私のこれからの取り組みではないか。

# by a-wakui | 2008-05-10 09:34

「天気まかせ」   

今日は最後の田植えだ。

今年は4月28日から始めて1日休み、全部で55haの田植えをした。
早い田植えを予定していた時は、5月中旬の風と寒さを心配していたが、4月に入ってから毎日晴天が続き、5月6日の天気が1日悪かったくらいで、本当に異常気象そのものだった。

水田は、苗を作り田植えをすると80%は終わったといわれる。苗を作り、田植えまでの作業は天候に関係なく、人間の努力と技術でなんとかなるが、自然界の田圃に植えてしまうとどうにもならない。人間の技術や努力は本当に微々たるものだ。

後は、収穫まで天気まかせの運まかせとなる。

# by a-wakui | 2008-05-09 16:47

「野菜の出荷」   

5月中旬からの野菜の出荷に向け、最終の打ち合わせをする。

何事にも目標を決めるには期限が必要である。事業実施日を決めることによって、その期限に向けてあらゆることを準備していく。もし実施日を決めなければ、全ての準備をいつまでにやって良いかわからなくなる。

そして、結果は何もしないことになる。

# by a-wakui | 2008-05-08 13:35

「穀物増産」   

今日も朝から風があるが、昨日より弱くなったので田植えをする。連休も明け、今日からまた協会の仕事が始まる。

最近、新聞やテレビのニュースで食糧問題の記事が多くなった。バイオエタノールにトウモロコシが使われ、小麦が減作になり、その結果、輸入小麦の価格が上がり、パンや麺の値段も上がってきた。
パンや麺の値上がりに合わせたかのように、米の値上がりも始まった。
一方、中国やインドが穀物の輸出国から輸入国に変わったため、ベトナムやタイの米価も上がり始めた。そのため、フィリピンやバングラディシュの低所得者が米を購入できなくなった。

国連のFAOは、穀物増産のためのサミットを招集した。穀物増産のためには肥料としての「リン」が必要であるが、世界の穀物増産の動きに大量のリンが必要になることを見越して、リンの原産国であるアメリカと中国が、リンの輸出制限を始めた。

日本は相変わらず、米の減産のために必死である。

# by a-wakui | 2008-05-07 06:19

「ひと休み」   

今日は朝から風が吹いていたので、田植えは中止にした。

田植えをする時に風が強いと、植えつけた時の苗の根に傷が付くので、水を吸う力が弱くなり、葉先が折れてしまう。
昔はそのことがわからず、風が強くても無理に田植えをし、皆折れてしまい植え直しをしたことが何回もある。

風の強い日は、無理に田植えをしないで休むのが一番である。

# by a-wakui | 2008-05-06 11:54

「雨」   

田植え7日目。

連日の暑さから一転して、今日は低気圧が来て午後から雨になった。夜を通して雨が降り、強風が吹いていた。

# by a-wakui | 2008-05-06 05:18

「暑さの中での田植え」   

田植え6日目。

とうとう気温が29℃となった。代かきの時に寄せた藁くずを上げていると、熱中症になりそうなくらい暑かった。
5月上旬で熱中症になりそうな程の暑さなのだから、晴天の喜びよりも今後の天気が不安になる。

先日、代かきをしていた時、トラクターに油を入れようと高いところに上がり、足をすべらせて橋の上に落ちた。そのまま跳ねて1m巾の用水路に後ろ向きに頭から倒れた。
運良く用水路にそのまま倒れ込んだので怪我をしなかったが、用水路のコンクリートの淵に頭を打っていたら、大怪我をしていたかもしれない。まだ誰も田植えを始めていないのに、4月末から田植えを始めて怪我をしたら、皆に馬鹿にされるに違いない。

# by a-wakui | 2008-05-04 13:56

「異常気象」   

4連休の始まりだが、田植えは休まない。今日は田植え5日目で、25ha植えることになる。
驚くことに、気温が26℃くらいになった。例年の5月上旬は、平均気温が13℃前後である。半袖姿の人が多く目に付き、異常気象を実感する。

例年は、5月10日頃に田植えを始める。そして一週間程田植えをし、ポプラを見ると新芽が開き始めたのに気が付くのだが、今年はすでにポプラの葉は全開に開いている。
皆新緑に輝いている。

# by a-wakui | 2008-05-03 09:33

「早植え」   

田植え4日目。

今日も晴天である。今日で20haの田植えが終わる。
晴天のため、植えた苗も2日もすると白い根が出てくる。一般の農家はそろそろ耕耘を始めた。
温暖化のため、登熟期の高温障害を避けるために、JAでは早植えを避け、遅植えを奨励している。

私だけがJAの指導を受けず、いつもの年より10日以上も早く田植えを始めた。

# by a-wakui | 2008-05-02 14:21

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