「日本の食糧危機」   

農業問題は農家の問題でもあるかもしれないが、それ以上に日本人の食糧問題でもある。

日本農業の95%以上が兼業農家であり、今農業をやめても収入的には大きなマイナスは少ない。なぜなら農家にとって、すでに農業からの収入は極めて少ない状態になっているからだ。

日本人の食糧を生産する農家が、その食糧の生産意欲を大きく減少させている。
今でも39%の自給率しかないので、過半数の農家が農業をやめたら、自給率はさらに下がり、20%を切ることになる。

そうなると、2千万人分の食糧しか生産できないことになる。その時、不足分は世界中から輸入できるから心配ないと、言える人がいるのだろうか。

# by a-wakui | 2008-10-13 11:59

「最も重要な政治課題」   

農業は食糧を生産する産業であるが、その食糧を生産する構造が極めて弱体している。
国民にとって自分が食べる食糧の生産構造が弱体化することは、生命を維持することが難しいことにもなる。

仮に輸入食糧がなく、現在の食生活を続けると、日本の農業生産力は4千万人の国民しか養えないことになり、つまり8千万人分の食糧が不足するということになる。

1億2千万人の日本人の食糧をどのようにして生産するのか。何よりも重要な政治課題ではないだろうか。

# by a-wakui | 2008-10-12 17:41

「真の農業問題」   

農業問題を考える時、農家の人も消費者も、そして行政や政治家などなど多くの人が、農家の問題であると考える。
そのため、「農家は保護されている。」「日本の高い農産物より外国の安い農産物の方が良い。」「日本の農業は日本経済の発展の邪魔になる。」などと言われることが多い。

そして保護されていたはずの日本農業は衰退し、若者の就農不足と高齢化により、今や壊滅寸前の状況になっている。

そして世界的な食糧不足が広がり、輸入食品の安全性が問われる中で、改めて農業問題とは何かを考え、日本農業の活性化を創造していきたい。

# by a-wakui | 2008-10-11 09:16

「米づくり農業の将来像の確立」   

日本人の必要とする食糧を生産するには、近い将来、農業者数が激減することを念頭において計画を立てなければならない。

仮に平成18年度の農水省の統計を参考にすれば、5年後には過半数の農業者が、10年後には8割を超える農家が農業をやめることになるだろう。一方、新規の農業参入は極めて少ない人数と想定される。
仮に30歳未満の方が3万人しかいないので、この人数で耕作することになると、1人当り の耕作面積は150haとなり、秋田県においては1人当り300ha耕作しないと、現在の食糧生産は維持できないことになる。この面積は水田だけでなく、畑地も含めての耕作面積であるから、実質的には不可能である。

ではどのようにして可能にするのか。そのことを考えるのが、国が考えるべき農業政策である。
世界的に食糧不足が進行し、食糧の安定仕入が危惧され、国内的には生産者数の激減が予想される中で、日本は農業政策を根本的に変えるか、食生活を根本的に変えない限りは、今まで通りの食生活は維持できないことは間違いない。畑作を含めての対策ということになると難しいが、水田の米づくりに限定した農業政策の確立も考えていきたい。

日本には水田が260万haあることになっている。問題はそのうちの40万haの耕作放棄地である。現状が再び米を作れるのかどうか、現地調査をしなければならない。
米づくり農業は、新規参入が最も少ない農業分野であるが、日本人の主食を生産をする農業であるから、米づくり農業の将来像の確立が最も大事なことになる。

# by a-wakui | 2008-10-10 13:10

「食の安心」   

度重なる食品偽装や、毒物入り食品が多くの方に被害を広げる中で、日本人の食糧に対して改めて、「安全と安心」が求められるようになってきた。
そして最も大事な「食の安心」とは何かや、日本人が食べる十分な量の食糧生産ができるか否かということも語られるようになってもきた。

減反政策が始まるまでは、日本の農業は、農業者はもちろんのこと、全国民が食糧の増産に全力を挙げて取り組んできた。そして減反政策が始まって40年、急速に日本の農業の力は落ち込み、農業者の高齢化と新規就農者不足により、急速に耕作放棄地が広がり、今後、ますます広がっていくことが考えられる。

世界的な食糧不足が進行する中で、日本は今まで通り世界中から安い農産物を輸入できなくなることを考えて、日本の限りある農地の中でどのようにしたら自給率を上げることができるかを真剣に考えなければならなくなってきた。

自給率を上げることは農業者の問題ではなく、日本人の食糧確保のためであり、日本人の生命を維持するためであり、それは国民全体の問題である。

# by a-wakui | 2008-10-09 08:50

ブログトップ | ログイン